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静岡フイルハーモニー管弦楽団 |
静岡フィルハーモニー管弦楽団第31回定期演奏会
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会場 静岡市民文化会館大ホール |
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「ラプソディー・イン・ブルー」演奏風景
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曲 目 |
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ドヴォルザーク作曲:序曲「謝肉祭」作品92
バーンスタイン作曲:「キャンディード」序曲
ガーシュイン作曲:「ラプソディー・イン・ブルー」
ドヴォルザーク作曲:交響曲第9番「新世界より」作品95 |
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指揮者 |
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三河正典
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ソリスト |
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森田さとみ
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出演者 |
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静岡フィルハーモニー管弦楽団
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静岡フィルハーモニー管弦楽団は昨年度創立30周年を迎え、マーラー交響曲第5番に挑戦し、予想以上の大成功を収めることができた。
その翌年に当たる本年の第31回定期演奏会は、多くのお客様が心から親しんできた名曲中の名曲であるドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」と、ジョージ・ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」その他を取り上げた。
約2,000人収容の大ホールには、静岡県全域の広い範囲からつめかけて下さった一般客を始め、招待した近郊の中学校、高等学校の音楽部や吹奏楽部の生徒と顧問の先生、また地域の高齢者の所属する文化団体・サークル等所属の皆様約200名が入場され、正真正銘満員の会場は開演前から熱気あふれるムードで一杯だった。
指揮者に、プロフェッショナルのオーケストラだけでなく、アマチュアの指導にも定評のある三河正典氏を迎え、静フィルの音楽作りに真摯に取り組むことができた。三河氏の指導がなかったら、今回の演奏会の大成功はなかったといえるほど、氏の指導能力の高さに団員一同適切な感謝の言葉が見つからないほどの感動を覚えた。多忙を極める三河氏だが、ぜひ今後も静フィルの指導をお願いしたいと団員一同熱く誓った次第である。
ラプソディのソロピアノは、静フィル団員ではあるが、北米留学を経験するなど一流の演奏技能を有する森田さとみ氏に依頼した。ジャズのリズムを有効に生かしたソロピアノは、会場全体がガーシュインの芳醇な音楽世界に誘われ、静フィルの歴史に新たな頁を記入することができた。
メインに取り上げたドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」は、三河氏の音楽性のほとばしる素晴らしい指揮により、静フィルの力量をさらにワンランク向上させたといえる。有名な曲であるだけに、満員の聴衆の皆様にとっても音楽会に出かけて生の演奏を鑑賞する楽しみを再認識していただけたものと確信する。
今回の演奏会は、静フィルの定期演奏会としての側面以外にも、静岡市市民文化祭の行事として地域の音楽文化の向上に向け、静岡市民や静岡市が一体となって開催した演奏会としての側面が大きかった。今後も静岡県全体の音楽文化の隆盛を図るために、静フィルとして微力を尽くしてまいりたい。
また、TCCの理念の紹介に務めるなど、ともに演奏会を開催する気持ちで実施してまいりたい。
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受付の様子 |
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