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北上フィルハーモニー管弦楽団 |
第14回題名のある音楽会〜松永貴志とジャジーな時間〜
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会場 北上市文化交流センターさくらホール 大ホール |
2013年 6月30日(日) | 13:30開場
14:00開演 |
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ラプロディ・イン・ブルー演奏
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曲 目 |
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ウェストサイド・ストーリー(L.バーンスタイン)
ビートルズ・メドレー(ビートルズ)
メモリー(A.L.ウェーバー)
E.Tのテーマ(J.ウィリアムズ)
ラプソディー・イン・ブルー(G.ガーシュイン)
スター・ウォーズ メインタイトル(J.ウィリアムズ)
星条旗よ永遠なれ(J.P.スーザ) |
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指揮者 |
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寺崎巌
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ソリスト |
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松永貴志(ピアノ)
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出演者 |
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北上フィルハーモニー管弦楽団
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2011年の大震災直後、東京から夜行バスなどを乗り継いで被災地入りし、ボランティアグループで物資運搬などをしながら、ミニコンサートをしていた松永貴志さんと、当団事務局長が偶然同行し、その際に北上フィルとの共演を申し入れたのが今回の演奏会のきっかけです。
その場で松永貴志さんには気軽に了承していただき、その後2年かけて演奏会を実現させました。
松永さんは9歳のときに阪神大震災を経験し、その時さまざまな方々から援助いただいた経験から今回の大震災発生時にすぐに被災地に向かいことを決断したと言います。
このような背景から、今回の演奏会は大震災からのいち早い復興を願う松永さんの想いを北上フィルとの共演という形で結実した非常に意味のある演奏会になったと考えています。
<良かった点>
いわて文化支援ネットワークは、震災直後から被災地に、優先順位を落とされがちな文化支援に的を絞った活動をしています。特に津波で流されたピアノの代わりのピアノを寄贈する活動を継続しています。
北上フィルでは、前回の題名のある演奏会に引き続き、いわて文化支援ネットワークの力をお借りして演奏会の場で募金活動をしました。その結果、84,681円という非常に高額な募金をすることができました。
演奏の質も高いとお客さまから高い評価をたくさんいただきました。
特に、松永貴志さんが東日本大震災復興を願って作曲した「君へ」の演奏などは、本当に感動できるものでした。
<今後の課題>
松永さんのネームバリューや宣伝効果で、整理券の配布も非常に順調に進み、演奏会が近付く時期にはどのプレイガイドにも整理券が無くなってしまった。最後には整理券を望むお客様に整理券が届かずあきらめられたお客さまもいたと推測される。しかしながら実際の集客は、座席数の74%に過ぎず、空席が目立った。この背景には、無料整理券なので、とりあえず必要数以上に持っていかれるお客様がいたことが推測される。対策としては、座席数をはるかに超える整理券を発行することも考えられるがそれはリスクも大きくなる。有料にすれば、誰でも気軽に入場できるという趣旨に反することになる。
この辺りが今後の課題です。
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指揮者体験コーナー |
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ステージ全景 |
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