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北海道交響楽団 |
北海道交響楽団 創立35周年記念・第80回演奏会
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会場 札幌コンサートホールKitara 大ホール |
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曲 目 |
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G.マーラー/交響曲第2番 ハ短調 「復活」 |
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指揮者 |
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川越 守
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ソリスト |
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ソプラノ:一鐵久美子 アルト:荊木成子
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出演者 |
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合唱:「復活」を歌う会(合唱指揮:大嶋恵人)
管弦楽:北海道交響楽団
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創立35周年また第80回という節目の演奏会として、125名の合唱と、113名のオーケストラによる大編成をもって、マーラーの「復活」を演奏しました。
合唱メンバーの募集や、合唱団とオケが十分に入るサイズの練習場の確保が難しいなど、大編成ゆえの苦労もありました。また前回の演奏会からの期間が短く3か月半しかなかったため、練習・運営の準備ともかなりタイトなスケジュールでありました。
連休の終盤ということもあり、実際どの程度のお客様がご来場くださるか不安もありましたが、本番では当楽団の演奏会では久々となる1100名を超える多くのお客様のご来場を得ることができました。
札幌のような地方の都市では、「復活」のような大曲が演奏される機会はなかなかありませんが、今回は札幌出身のソリストお二方、地元のアマチュア合唱団とオーケストラ、また札幌が世界に誇るKitaraホールのパイプオルガンの響きも加わり、この曲が持つ壮大で重厚な響きを、多くの市民の皆様に存分にお楽しみいただけたと思っております。終演後のお客様とのお話やアンケートなどでも「感動した」の声をたくさんいただきました。
2011年の震災から5年が経ち、札幌で避難生活をされている被災者の方を対象に出演者募集(合唱団で1名参加されました)およびご招待を行い、一緒に「復活」を願おう、という折に熊本地震が発生しました。会場内で支援金を募り、多くのお客様からご協力をいただきました。多くの市民の方々に触れる機会の多い団体として、今後も社会貢献の視点を持って活動していきたいと考えております。
<良かった点>
今回、この「復活」という大曲を演奏することで、団内の雰囲気が大変に盛り上がりました。アマチュアオーケストラの演奏会としてはいろいろな意味で非常に困難な曲目でしたが、団員の力の結集と、多くの関係の皆様のお力により、この大きな演奏会をまさに「記念」にふさわしいものとして成功させることができました。今後とも、団員のモチベーションを高く保てるような選曲・運営を考えていきたいです。
また、合唱団の方々や、バンダとして出演していただいた金管・打楽器の方など、普段あまり交流を持つ機会のないアマチュア演奏家と繋がりを持つことができたのは、大編成の曲を演奏したことによる貴重な副産物でした。今後とも大切にしていきたいです。
<今後の課題>
・多数のご来場をいただきましたが、毎回の演奏会では非常に難しいことです。今後も集客の方策を考えていきたいです。
・今後このような大曲を演奏する機会があれば、団の運営体制にも工夫が必要と感じました。
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まもなく開場です |
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貴重な1枚、ステージ裏のバンダの写真(本番中) |
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