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俊友会管弦楽団 |
第37回定期演奏会
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於 文京シビック大ホール |
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交響曲第1番「巨人」(マーラー) 演奏終盤
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曲 目 |
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楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死(ワーグナー)
チェロ協奏曲第1番(サン・サーンス)
交響曲第1番「巨人」(マーラー)
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出演者 |
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指揮者:堤俊作
チェロ独奏:林峰男
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私ども俊友会管弦楽団は、今回の第37回定期演奏会にデビュー30周年となられた林峰男氏をお迎えし、サン=サーンスのチェロ協奏曲を競演するという幸運に恵まれました。
林氏、そして指揮者の堤氏は、ともに故高円宮さまとのご親交が深く、「高円宮さまを偲んで」と題してきた3年間の演奏会の最後となるにふさわしい、思い出深いものとなりました。
今回取り上げたのは、ワーグナー、サン=サーンス、マーラーの3曲。重厚かつうねるような音の折り重なるワーグナー、緊迫と安らぎが短い時間の中に凝縮されたサン=サーンス、そしていわずと知れたマーラーの大曲「巨人」。それぞれに熱のこもった演奏となりました。
聴衆の方々からの反応も良く、アンケートやインターネット上に掲載されている感想記事においても、総じてご好評をいただきました。
チェロの林氏は、演奏後にアンコールとしてカザルスの「鳥の歌」を演奏されましたが、会場全体が固唾を呑んで聴き入る、そんな素晴らしい時間を共有することが出来ました。
また演奏会の最後には「オペラ座の怪人」を演奏し、前回定演のアンコール、映画音楽「タラのテーマ」に引き続き、クラシックの演奏会の最後をちょっと趣向の違う曲で和やかに締めるという試みを致しました。普段あまりクラシックを聴くことのない方にも、喜んでいただけたものと思います。
俊友会管弦楽団は、次回の演奏会よりオペラに取り組みます。「もっと棒を見て!」とは堤氏から常々受けるご指導ではありますが、歌や合唱とのアンサンブルが欠かせないオペラの勉強は、これを習得するための絶好の機会でもあります。まずは第38回定期演奏会で、ビゼーのオペラ「カルメン」を演奏会形式で上演致します。よりアンサンブルが緻密になったと評価していただけるよう、更なる練習に励んでまいります。
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画面左:チェロ独奏 林峰男氏 |
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