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湯沢市民管弦楽団 |
第50回記念定期演奏会
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於 湯沢文化会館大ホール |
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第50回記念湯沢市民管弦楽団定期演奏会(10/2. 2005、於・湯沢文化会館)
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曲 目 |
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1部:
交響曲第6番『田園』(ベートーヴェン)
2部:
『ウィリアム・テル』序曲(ロッシーニ)
『椿姫』前奏曲(ヴェルディ)
『ナブッコ』より望郷の歌(ヴェルディ)
『アイーダ』より凱旋の歌(ヴェルディ) |
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出演者 |
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指揮者:中根 幹太
合唱団:第50回記念合唱団
演 奏:湯沢市民管弦楽団
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団創立50年目を迎えての企画として、地元合唱団と一般公募の合唱団員を含めた記念合唱団を組織し、合唱曲で盛大に開催しようと立ち上げて約1年。今年四月から、合唱合同練習7回、合唱団とのオケ合わせ2回、前日のゲネプロを経て迎えた演奏会当日開場前、各施設からの車椅子客への客席対応も確認して受付に廻ったのだが、文化会館の外にまで入場を待つ人々が並んでいるのを見て、それまでの苦労が取り敢えず報われる思いがした。
さて、演奏会はベートーヴェンの交響曲第6番で幕が開いた。幾分テンポが落ちた田園ではあったが、その分細かいニュアンスの表出でベートーヴェンの偉大さを再確認。15分程度の休息を得て、2部はロッシーニのウイリアムテル序曲でスタート。2曲目の前に合唱団約百名が入場してからヴェルディの椿姫を演奏。チェロ奏者の藤原ケイ子氏の心に響くソロは、今回の白眉となった。引き続き望郷の歌、凱旋の歌と続き、第50回記念合唱団、それに両袖にバンダが入って演奏会はクライマックスを迎えた。演奏はまさにこれまでの50年の歴史を祝うに相応しいステージとなり、凱旋の歌のtuttiが前頭葉に響き渡ると思わず奥から込み上げてくるものがあった。
今回は全体を通して質の高い演奏だったように感じた。観客数からすればアンケート総数が少なかったので、今後対策を考えたいと思っている。
この日は、演奏会終了後に50周年祝賀会が控えていると言う、団・事務局とも強行軍であったが、その祝賀会も演奏会の熱り覚めやらぬ中とあって盛会裡に終了した。
最後にこの場をお借りし、この度の演奏会にあたってご指導ご鞭撻戴いた多くの方々に御礼申し上げたい。
観客数:650名
招待客:163名(小中学校20名、施設関係92名、他)
アンケート総数:40枚
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開場を待つ人々 |
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右・指揮者の中根幹太氏、左・合唱指揮者の加藤栄子氏(ph.合成) |
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