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山陰フィルハーモニー管弦楽団 |
山陰フィル隠岐公演 レインボーコンサート
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於 隠岐の島町総合体育館「レインボーアリーナ」 |
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地元出身ピアニスト代香織さんとは4度目の共演で、「皇帝」を堂々の演奏
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曲 目 |
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ホルスト作曲
組曲「惑星」から火星、金星、水星、木星
ベートーヴェン作曲
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ラヴェル作曲
「ボレロ」 |
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出演者 |
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ピアノ;代 香織(隠岐の島町出身)
指揮者:今岡正治(山陰フィル指揮者)
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・隠岐の島では初めての本格的なオーケストラ公演は、トヨタ自動車による資金提供、山陰フィルによる演奏の提供に加え、地元町役場からの多数のボランティア参加という3者の協働で創り上げた、理想的ともいえる演奏会でした。
・山陰フィルにとっては、通常の演奏会にはないステージの特設、施設外からのピアノ運搬、団員の移動手段・宿泊の手配、楽器運搬、家族連れ団員の託児(宿泊を伴うため)など多くの苦労がありました。しかし、本番では約600名の入場者が温かい拍手でメンバーを迎え、全員が最後まで静かに熱心に聴いてくださり、メンバーもいつもにも増して力のこもった演奏を展開できました。これだけの公演をトラブル一つなく終えたことで、オーケストラの運営組織の大きな自信になり、また、全体としての一体感も強まりました。本当に達成感のある演奏会となりました。
・地元出身のピアニストの充実した真摯な演奏に温かい拍手があり、家族的な雰囲気が生まれました。会場照明が明るく、お客さまが本当に喜んでくださっている表情もよくわかり、いつも以上に演奏した充実感を感じました。
・地元西郷中学校に勤務している団員がおり、ゲネプロを同中吹奏楽部員に公開し、その後各パート毎にクリニックをし、大変喜ばれました。
・前日に団員が島に渡り、地元役場の職員と合同でステージ準備等の演奏会準備を行い、アリーナで演奏会を行うためのノウハウ(特設ステージの設置方法、楽屋に使える部屋、司会者、受付、託児など)が地元に残ったのも大きなメリットでした。
・約80名のオーケストラ公演は隠岐の島町では初めてで、広い会場で大オーケストラの魅力を十分に感じてもらえたものと思います。「この時間に最後の最後まで一人として席を立つ人がいなかったのは記憶にない」と助役さん。また、教育長からは、毎年でなくとも今後も是非公演をお願いしたいとの強い要望がありました。
・町民17,000人。島以外からは宿泊しないと聞きに来ることができない状況で、約600人の入場は予想以上でした。大オーケストラの演奏会が初めての地で、役場とのタイアップがなかったらこの入場者確保は難しかったと思います。
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あいにくの雨模様の中、開演前の入場を待つお客さんの長い列 |
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この日最も人気はホルストの「木星」。ついにはアンコールでも再演 |
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