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成田フィルハーモニー管弦楽団 |
創立20周年記念『ふれあい』コンサート
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於 成田国際会館大ホール |
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イベントのひとつ、指揮者コーナー。
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曲 目 |
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モーツァルト「フィガロの結婚」序曲k.492
ベートーヴゥン ピアノ協奏曲 第3番ハ短調 作品37
ブーラームス 交響曲 第1番 ハ短調 作品68
ブラームス ハンガリアンダンス第6番(アンコール)
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出演者 |
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指 揮:福島康晴
ソリスト:三浦由紀(ピアノ)
演 奏:成田フィルハーモニー管弦楽団
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今回当団は、B方式でのTCCコンサートを行ないました。通常の演奏会を滞りなく運営するだけでも、社会人の多い団にとっては、かなりな負担の作業がありますが、招待コンサートとして、名実ともに成功させるためにはそれ以上の努力が必要でした。しかもTCC決定(1月)から演奏会(4月)までの時間的余裕が三ヶ月弱と非常にスリリングかつハードな準備期間でありました(審査厳しきおり、TCCとしての開催はまず無理だろうと、ほとんど準備らしい準備はしておらず、全く油断していたため)。
招待活動として、今回各福祉施設関係の方々を主に招待活動をおこないました。ちょうど準備活動時期が先方の年度末から新年度という担当者も変わるなど時期的な問題もあり、施設の行事として取り組んでいただいたところは1団体のみでしたが、自主来場の障害者の方々も多数おみえになりました。850名の入場者のうち招待者182名(福祉施設の他、小中高の学校関係含む)でした。アンケートの中で、障害者の方らしい20代の女性のたどたどしいながら丁寧な筆跡で演奏について好評の感想を書いていただいたり、また閉演後、身振り手振りで楽器を演奏するまねなどして帰られる方もいらっしゃって、施設の方々には一般の聴衆以上に音楽そのものを楽しんでいただけたと自負しております。
さて今回は、当団設立20周年にあたり、「ふれあいコンサート」と題して、これまでにないイベントを盛り込んだ演奏会を行ないました。開演までの「ミニロビーコンサート」(ホルンアンサンブル、弦楽アンサンブル、フルートアンサンブル)、「楽器ふれあいコーナー」(ロビーにフルート、ピッコロ、ヴァィオリン、チェロ、トランペット、トロンボーンなど置いて自由に吹いていただいた)、「指揮者コーナー」(お年よりの男性、小5の女子、2人がベートーヴェン運命冒頭にチャレンジ、指揮者による公開レッスン)、指揮者による「曲目解説」等々、当団としてはどれも始めての試みのイベントを用意しました。企画から準備等、圧倒的に時間が少なく一時はどうなるかと思われましたが、アンケートではすべてのイベントに対してお客様の反応は大好評で、関係者一同安堵し、喜びもひとしおでした。
招待コンサートは、成功させるための多大な努力を必要としますが、意義深い試みです。団としても今後の活動の大きな柱にしたいと思っております。それと同時に全国のアマチュア団体を取り巻く経済環境は決して恵まれたものではなく、以前のような、大きなシバリのないTCC協賛も、額は少なくてもあっても良いかなと思います。
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受付風景、楽器展示、ロビーコンサートなど。 |
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ソロピアニストの三浦由紀氏。 |
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