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山陰フィルハーモニー管弦楽団 |
オーケストラを楽しもう!山陰フィルわくわくファミリーコンサート
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会場 安来市総合文化ホール「アルテピア」大ホール |
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年齢制限のない演奏会には小さいお客さまもたくさんご来場いただきました。
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曲 目 |
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・喜歌劇「詩人と農夫」序曲/フランツ・フォン・スッペ
・グリーンスリーブス幻想曲/ヴォーン・ウィリアムズ
・あなたも指揮者コーナー
・交響詩スケルツォ「魔法使いの弟子」/ポール・デュカス
・歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲/ミハイル・グリンカ
・交響詩「パリのアメリカ人」/ジョージ・ガーシュウィン
・組曲「宇宙戦艦ヤマト」より「ヤマト(発進)」/宮川泰 |
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指揮者 |
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今岡 正治
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ソリスト |
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出演者 |
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山陰フィルハーモニー管弦楽団
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少子化や価値観の多様化の中で、コンサートに出かける若い人たちが減っていることへの憂慮から、当団では0歳から入場できる演奏会を主催公演として開催しており、今回はその第4弾となる企画でした。
単に、未就学児の入場を可能とするのではなく、入場者全体に、泣き声や話し声や席の移動を許容していただき、趣旨をきちんとご理解いただくというところがポイントとなります。
今回は、前回の反省を踏まえ司会者が冒頭で直接説明することとし、また前回までに引き続き会場整理に「NPO法人おやこ劇場松江センター」様の協力を得て、客席内スタッフとして加わっていただきました。この客席内スタッフが、入場の際に親子室や授乳室をお声がけしてお知らせしたり、演奏中の出入りが可能であることを伝えることで、乳幼児連れの方には安心して、また周りの方は寛容かつ温かい気持ちで演奏会を楽しんでいただくことができました。
曲目は、「音楽で世界を旅しよう」をテーマに幅広く選曲し、司会者が1曲ずつ聴きどころなどを伝えることで本格的なクラシックの曲も親しみ深く聞いていただけたようでした。また、司会者が曲ごとに見せ場のある楽器を丁寧に紹介したのはとても好評でした。指揮者体験コーナーやアンコールへの手拍子の参加など、体験型の企画も盛り込み、飽きずに2時間に及ぶ演奏会に参加していただく工夫もしました。
その結果、今回もこれまで山陰フィルを聞いたことがないという多くの親子連れが訪れ、アンケートでも大好評となりました。アンケートから見る入場者の年代も、通常の定期演奏会と異なり40〜50歳代が最も多く、山陰フィルの演奏会への来場も初めてまたは2回目という方が約6割を占めました。子どもだけでなく、その親に当たる世代の開拓になったと評価しています。
今後も定期的に0歳から入れる演奏会を継続していきたく、引き続きのご支援をお願い申し上げます。次回以降は、コロナ禍前のように、多くの子どもたちにステージに上がっていただいたり、歌ったり踊ったりという機会を復活できることが望まれます。また、今回のような演奏時間が長めのクラシック音楽だけでなく、短く子どもに親しみのある曲を望むご意見も多かったことから、今後も検討を重ね、毎回趣向を変えるなどの工夫をしていく必要がありそうです。
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入場者のうち4割以上は18歳以下の方でした。 |
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山陰フィルジュニアオーケストラのメンバー4人も全ての演奏に加わりました。 |
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