|
|
|
ミンクス室内オーケストラ |
第1635回トヨタコミュニティコンサートin ゆりはま 〜 ミンクス室内オーケストラ訪問コンサート 〜
|
会場 ハワイアロハホール |
|
|
|
曲 目 |
|
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」より第一楽章
指揮者体験コーナー3名様(モーツァルト:アイネクライネナハトムジーク)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 第3楽章
ベートーヴェン:交響曲第5番 「運命」より 第1楽章
作詞 高野辰之、作曲 岡野貞一、編曲 新倉 健:ふるさと
|
|
指揮者 |
|
松岡 究(まつおか はかる)
|
|
ソリスト |
|
安部可菜子(ピアノ)
|
|
出演者 |
|
ミンクス室内オーケストラ
合 唱:コーラスはわい
|
|
温泉、20世紀梨、美しい砂丘。この三つを持った3町村が合併して湯梨浜町が出来てからもう10年以上になります。文字通り、自然に恵まれた風光明媚な穏やかな地です。この地を震度6弱の地震が襲ったのは1年半前の10月。かなりの被害からようやく立ち直ってきた町を訪問しました。
旧羽合町が含まれており、日本のハワイとして、全国にアピールしています。ハワイとの親善交流をもち、ハワイ風の街路樹を植え、町の中心部には内部が溶岩のような壁を持つアロハホールがあります。さて、今回特筆すべきは地元の町長、教育長をはじめとする役場職員の方々のご協力です。町内の中学生全員に音楽を鑑賞させたい、その熱い心から、授業の割り振りを行い、演奏会場を1年半以上前から押さえ、会場の準備、片付けなどすべてやってくださいました。
町内2校の中学生全員の鑑賞授業として徒歩やバスで全校生徒がスムーズに会場入りし鑑賞するに当たっては、中学校の職員の方々の綿密な計画とご協力がありました。
障害者施設羽合ひかり園の方々は施設利用者の方をバスと車いすを使って付き添ってきてくださいました。 頭の下がる思いでした。
皆さんの音楽に対する集中力は素晴らしい物でした。田園、運命など演奏が進むにしたがって、目をきらきらと輝かせ、息づかいが聞こえるほどの熱気を持った静寂。中学生の皆さんの感受性に改めて感動しました。ここで演奏できて良かった.そんな幸せな時間でした。
オリンピック、スペシャルオリンピクスの盛り上げに関しては、鳥取県庁内の各事務所より紹介のリーフレットを頂き来場者全員に事前配布しました。
鳥取県はジャマイカのオリンピックキャンプ地に選ばれています。その関係で県のスポーツ課の協力を得てジャマイカのチームの鳥取県訪問の様子や競技の様子の写真パネルをロビーに展示することが出来ました。スペシャルオリンピクスの鳥取県選手の活動の様子もパネル展示することが出来ました。食い入るようにパネルを見つめる皆さんを見て、関心の高さがうかがわれました。
地元のコーラスはわいが、ふるさとを歌い上げて感動のうちに演奏会は終了しました。
さて町内2校の中学校は今年限りで廃校し、統合した中学校が新たに建設されます。廃校の前に校歌をオーケストラの演奏と共に残したいと言う多くの希望が寄せられました。オーケストラと歌うのは初めての中学生との共演。冒険ではありましたが、皆さん是非にとの希望が強く、演奏会終了後2校の校歌を録音することになりました。教育長自ら音頭を取り、中学校の先生方が練習会を計画して事前に十分に練習されたそうで、素晴らしい歌声が響く中、スムーズにに録音が終了。長くこの録音が残り多くの卒業生の心をつなぐと思うと、感慨深い物があります。色とりどりの内容はマスコミの注目を集め、地元紙、新日本海新聞社、朝日新聞社などが大きく取り上げ、 ケーブルテレビ鳥取中央有線放送はニュース番組以外に特集を組み、演奏会の全収録を放映してくれると言う思いがけない反響でした。
大きな成果を得た訪問演奏であったと言う満足感を頂いたのも本当に地元の方々のおかげと、感謝いたします。どうもありがとうございました。
|
|
|
|
|
|