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米沢フィルハーモニー管弦楽団 |
第49回定期演奏会
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会場 伝国の杜 置賜文化ホール |
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曲 目 |
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W.A.モーツアルト 交響曲第1番 変ホ長調 k.16
A.L.ヴィヴァルディ 2本のトランペットのための協奏曲 ハ長調 RV537
L.V.ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」 |
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指揮者 |
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竹谷 智
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ソリスト |
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黒田 靖、黒田 聡
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出演者 |
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米沢フィルハーモニー管弦楽団
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昨年度の定期演奏会では、3.11の大震災を受け、その「復興への祈り」という副題のもとに、鎮魂そして復興への祈りを込めバッハのアリア、フィンランディア、そして新世界を演奏しました。その流れを受けて、この度の演奏会では、大震災があってもこの豊かな山、森、田畑、そして田園風景を継承していくという気持ちを込め、米沢らしい、豊かでのびやかな田園を演奏しようとプログラムを企画しました。また、小さなオーケストラ団体ですが、小さくても優れた演奏者がいるのだから、中々他では取り組まない、団員をソリストに「山形の音楽愛好家〜米フィルの名手〜」と銘打ってヴィヴァルディの2本のトランペットの為の協奏曲を演奏しました。
前日から低気圧の通過により雨、風が強く、演奏会当日は朝からみぞれ混じりの雨となり、来客は相当落ち込むものと心配いたしました。午後から少し天候が回復しましたが、例年より少ない状況となり残念でした。また、TCC招待者についても中々生の音楽に接する機会の少ない高齢者施設、障がい者施設の方を多くご招待したことから、天候が悪いことからら演奏会に行くことを中止する旨の電話が施設側からあるなど、やむを得ないとは思いながら残念なことでした。そのような中でも、施設の車でまとまって来て頂くなど対応してくれた施設もあり、感謝しているところです。
≪良かった点≫
演奏会自体は、アンケート集計結果をみても、おおむね好評でした。特に狙いとした、2つのトランペットの為の協奏曲は大変好評で、米フィルにこんな名手がいるのだとの感想もいただきました。
また、田園も概ね好評で、米沢らしい豊かな田園風景を感じさせる演奏ができたような思いをしております。
≪今後の課題≫
私どもの団体は20名そこそこのメンバーで、常には歯が抜けたような編成で練習しており、本番近くにならないと、賛助出演の方々の参加がないことから、毎年通常の練習で、少ない人数でもいかに効果の上がる練習ができるかが課題となっております。今回も、5月から本格的に取り組みましたが、中々団員のモチベーションが上がらず本番近くまで不安な思いで練習を行っておりました。引き続き団員の意識改革と新しい団員の確保に向け努力して参りたいと思います。
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