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豊橋交響楽団 |
第110回記念 豊橋交響楽団特別演奏会
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会場 ライフポートとよはし コンサートホール |
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秋山先生と清水和音さんの音楽を学び、楽しんだ演奏会でした
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曲 目 |
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ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番二短調 op.30
ラフマニノフ 交響曲第3番 イ短調 op.44
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指揮者 |
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秋山和慶
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ソリスト |
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清水和音
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出演者 |
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豊橋交響楽団は40年以上に亘り、名誉指揮者として秋山和慶氏を招聘してまいりました。創立当初、故森下元康音楽監督の指揮の師匠として当時はアコーディオン編成のオーケストラであった豊橋リードフィルを初めて指揮して頂いて以来、今回は7度目の共演となります。新進気鋭の指揮者として27歳の若い秋山先生をお迎えした頃を覚えている熟年団員も多く、日本を代表する指揮者となられてからも折に触れて共演の機会を与えて頂けたことは、地方の一アマチュアオーケストラとして大変名誉なことだと団員一同肝に銘じて、この記念演奏会に取り組んできました。
秋山先生が選曲されたのはラフマニノフの難曲として知られる2曲、ソリストとして選ばれたのはラフマニノフのピアノ協奏曲の第一人者として名高い清水和音氏でした。私たちは下谷音楽監督を中心にトレーナーの先生方の指導を仰ぎ、玄人好みのプログラムにチケットの売れ行きを心配しながら悪戦苦闘すること半年。やっと迎えた本番の日のリハーサルでも先生からは音楽的な細かい指示が出され、最後のミーティングでは「やるべきことは全てやったから、あとは本番を楽しみましょう」という秋山先生の掛け声で団結力は急上昇。心配されていた動員も開場前からお客様の長蛇の列が出来て、会場内は1000人を越えるお客様で立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。
アンケートでは「ラフマニノフの魅力にすっかり取り付かれてしまいました。指揮者の秋山さんから生まれてくる音は、心をひきつけました。清水さんのピアノは本当に素晴しいものでした。豊橋でお二人の素晴しい演奏を聴けたことを感謝したいと思います。」「清水和音さんのスケールの大きい、スピード感あふれる、集中力を保ったラフマニノフを存分に楽しめました。」「豊響の演奏を11年ぶりに聴かせてもらいました。とてもすばらしくレベルもかなり上がったと感じました。」など、大変嬉しい評価を頂きました。
また「今回は満席で、前席の皆さんのシルエットが殆ど揺れず、熱心に聴いている姿に感心しました。」「大作はなかなか聴く機会が少ないため、聴き応えのある演奏会でうれしく思いました。」という声も聞かれ、熱心な音楽ファンがたくさんおられることを実感しました。
秋山先生も、これまで常に向上心を持って音楽作りに取り組んできた豊橋交響楽団の志を高く評価してくださいました。そしてこれからも皆様の期待に背かないよう、切磋琢磨を続けていきたいと思います。
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清水和音さんのピアノは会場を感動で包み、涙があふれたという声が多く聞かれました |
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開場を待つお客様の長い列は開演間際まで続きました |
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