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姫路交響楽団 |
サマーコンサート2011 オーケストラで聴く音楽の秘密〜メロディー編〜
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会場 姫路市文化センター 大ホール |
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合唱団と共に交響詩「ひめじ」を演奏
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曲 目 |
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第1部 メロディーの秘密
シベリウス:交響詩「フィンランディア」
ビゼー:劇音楽「アルルの女」より 前奏曲・メヌエット・ファランドール
ボロディン:交響詩「中央アジアの平原にて」
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調より 第4楽章
第2部 和の雰囲気ただようメロディー
池辺晋一郎:交響詩「ひめじ」より 第2章 城〜千姫によせて
大河ドラマ「龍馬伝」・「江〜姫たちの戦国」・「篤姫」より メインテーマ
外山雄三:管弦楽のためのラプソディー
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指揮者 |
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黒田 洋
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ソリスト |
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口笛:中田成実(第37回国際口笛大会〜中国〜アライドアート女性部門第1位)
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出演者 |
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合唱団「響」
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コンサート当日は、当地方も真夏日を記録する暑い1日でしたが、午後6時の開演ということもあり、多くの皆様にご来場頂けました。この度のコンサートは、幅広い年齢層の方に楽しんで頂けるファミリーコンサートとして位置づけ、サブタイトルに「オーケストラで聴く音楽の秘密〜メロディー編〜」と題して、音楽の3要素であるメロディー、リズム、ハーモニーの中のメロディーに焦点をあててプログラムを構成しました。第1部「メロディーの秘密」では、オーケストラの演奏で楽曲分析をしていきました。「形を変えるメロディー」のコーナーでは変奏について、「重なるメロディー」のコーナーでは対位法について、それぞれ指揮者と司会者との対談形式で解説をしながらプログラムを進行していきました。又、姫路市在住で口笛の国際大会優勝者の中田成実さん(高校3年生)をゲストに迎え、劇音楽「アルルの女」の中のメヌエットのフルートパートを口笛で演奏して頂きました。口笛の生演奏を聴くのが初めての方も多く、その繊細な音色と演奏に多くの方から絶賛のお声を頂きました。
第2部「和の雰囲気ただようメロディー」では、邦人作曲家の作品を取り上げ、日本の響きを楽しんで頂きました。地元の合唱団「響」・広嶺中学校コーラス部という若い合唱団と共に、姫路市制100周年を記念して作曲された池辺晋一郎「交響詩ひめじ」第2章 城〜千姫によせて〜を演奏し、地域の音楽文化を広くPRすることにもつながりました。大河ドラマのメインテーマの演奏は楽しみにされていた方も多く、楽しかったというお声も数多く寄せられました。最後に演奏した外山雄三「管弦楽のためのラプソディー」では、聴きなれた民謡・祭囃子が次々と演奏され、追分の後「八木節」に向っての高揚感は会場を大いに盛り上げることが出来たと思います。
今回のコンサートでは、指揮者と司会者とのトークで曲を分析し、演奏の前に実際に部分的に演奏することで曲への理解を深めた事や、オーケストラだけでなく普段聴くことの少ない口笛演奏、合唱団を交えての演奏など幅広い構成で会場の皆様にも大いにに楽しんで頂けたと思います。、
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「アルルの女」よりメヌエットを演奏する中田成実さん |
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指揮者も法被に着替えて「管弦楽のためのラプソディー」を演奏 |
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