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とうかいマスターズオーケストラ |
第2回人生の達人のための音楽会
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会場 電気文化会館 ザ・コンサートホール |
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とうかいマスターズオーケストラ
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曲 目 |
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ベートーヴェン エグモント序曲 Op.84
モーツァルト 交響曲第40番 ト短調 K.550
レハール 金と銀
ヴォーン・ウィリアムス グリーンスリーブス幻想曲
ビゼー 「アルルの女」より メヌエット
野村勤 日本の歌によるメドレー |
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指揮者 |
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野村勤
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ソリスト |
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出演者 |
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とうかいマスターズオーケストラ
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とうかいマスターズオーケストラ 第2回定期演奏会
−人生の達人のための音楽会−
4月20日(月)午後七時 所は名古屋・伏見・電気文化会館のザ・コンサートホール
ほぼ満席のお客様を前にベートーヴェンのエグモント「序曲」の重々しい”F”で幕が開いた。何故東京在住の私がこれを知っているのか?
実は今冬のJAO総会で当オケのクールで気配りの人であるT運営委員長とややマイペースであるが明るく実行力のあるK事務局長から、当日のステリハ・本番でセコバイのトラを依頼されていたのである。今まではアマチュアのコダワリでステリハのみでのトラは遠慮していたが、人生も残り僅かになると多少の無理は呑み込めるようになったのだ
さて、この演奏会を総括すると、メンバー各位が過ごして来た人生における音楽への関わり方、即ち音楽への思いを忌憚無くぶつけ合った演奏会であったのでは…メンバーには、その世界からのリタイアを期に参加してパートを率いている元プロのオケマンや、オケでの演奏経験は十分では無いが始めて任命されたトップとして運営面に積極的に参画したメンバー等、多くの「人生の達人」の参加が目に見えた
その上で自分なりに演奏曲目順に考えると
* ベートーヴェン 「エグモント」序曲
ステリハより伸びやかに演奏出来た!
響きすぎるホールであったが聴衆が8割以上入ったことで、音が吸収されたのであろう 音量もコントロールされていた
* モーツアルト 交響曲第40番
やや体調不十分の指揮者の意向とは異なり、テンポ感が少し早目であった
しかし、これはオケとしての「一体感」が表現されたと言っても良いのか?
……休憩後はハープも登場し少しポピュラーな感じのプログラムで
* レハール ワルツ「金と銀」
指揮者の踊り(笑い!)について行けず、やや重めのワルツ
……女性フルーティストの2重奏と独奏
* ヴォーン・ウィリアムス グリーンスリーヴスによる幻想曲
* ビゼー メヌエット「アルルの女」より
バックアップするオーボエやファゴットの好演奏が印象的であった
……締めは指揮者の野村勤氏が編曲した
* 日本のうたメドレー 第5集
うれしいひなまつり・村の鍛冶屋・黄金虫・別れの歌・ないしょばなし・ゆりかごのうた・かごめ・ふるさと など8曲
自分の練習不足で「うた」と「うた」との繋ぎの部分を十分理解出来ず、演奏中に涙ぐんだプレーヤーもいた、と言う感動を共有出来なかったのは残念!
* アンコールで、日本のうたメドレーから「うれしいひなまつり」と「ふるさと」を会場の皆さんも歌い、ホール全体が盛り上がった
後刻目を通した来場者のアンケートで「一緒に歌えて嬉しかった!」とのメッセージ
も…
長い人生を歩んで来たなりに各自主張すべきところがありつつ、場合によってはそれを呑みこんでも一体感のある音楽作りの喜びを得ようと努力する「とうかいマスターズオーケストラ」!皆さんの前向きな姿勢が、非常に新鮮に見えた演奏会であった
更に打ち上げ・二次会と同席したメンバー同士の絆は夜が更けるとともに深まり、ホテル着が深夜1時半を回っていた!!!
2009・4・21
ワグネルソサィエティOBオーケストラ
日本アマチュアオーケストラ連盟 理事
若尾裕久
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リハーサルの様子 |
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