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奈良交響楽団 |
奈良交響楽団特別演奏会
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会場 奈良県文化会館国際ホール |
2006年 9月24日(日) | (開場)13:00
(開演)14:00 |
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曲 目 |
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プッチーニ
●歌劇「トゥーランドット」ハイライト
原語上演・字幕スーパー付
●交響的前奏曲 |
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指揮者 |
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中橋 健太郎左衛門
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ソリスト |
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下原 千恵子(トゥーランドット)
樋口 達哉(カラフ)
大貫 裕子(リュー)
大澤 恒夫(ティムール)
宮本 聡之(ピン)
塚田 裕之(パン)
寺田 宗永(ポン)
清原 邦仁(アルトゥム)
西尾 岳史(マンダリーノ)
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出演者 |
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ナレーション・司会: 清田 有里
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今年はトヨタコミュニティコンサートが開催されてから、25年という節目の年であり、本公演は1173回目に当たります。
今回はプッチーニ作曲のトゥーランドットのハイライト版の上演ということで、ゲネプロ、本番の様子をレポートいたしました。
■前日に行われたゲネプロをまず見学。
ちょうどソリスト達の場当たりが入念に行われており、演出の大島氏の声がホールに響きます。舞台の用意もすっかり整い、細かい調整もどんどん進んでいきます。
さて、オーケストラや合唱のメンバーもそろい、本番さながらのゲネプロが始まりました。
出演者はもちろん、スタッフの方々もきびきびとした動きでリハーサルを進行し、翌日の本番の舞台に備えていました。
■24日、いよいよ本番の日。
開場時間のかなり前から、ホールの外には列が出来ていました。
開場後、受付などの業務もスムーズに行われ、車椅子でお越しのお客様の対応も問題なく進みました。
そして、いよいよ開演。
まず、プッチーニ作曲の交響的前奏曲が奏され、その後今回の公演の音楽監督の三枝成彰氏による、解説がありました。
トゥーランドットのあらすじやプッチーニについての知られざるエピソードなど、
楽しいお話をたっぷりとうかがって、さあオペラの始まりです。
今回は、このオペラの主な見どころ、聞きどころをピックアップし、トゥーランドットを経験するのは初めてというお客様のために、ナレーションが入る形での上演です。
奈良交響楽団、アンサンブルCBA、ソリストの方々が全てステージの上に乗り、演奏するセミコンサート形式でしたが、このオペラの雰囲気を十分伝えるものでした。
演出も工夫がなされており、歌手たちの動きももちろん、着席している合唱のメンバーも立ち上がったり、顔を見合わせたりと、場面に応じて演じつつ歌います。
それぞれの衣装もすばらしく、鮮やかな色彩が目を引きました。
深みのある声のナレーションにしたがって、どんどん物語が運ばれ、オーケストラの演奏もぐいぐいと聴衆を引きつけていきました。
皆さんがよくご存知のテノールのアリア「誰も寝てはならぬ」が輝きのある声で歌われ、オペラはクライマックスへ。
そして、悲劇的なヒロイン、リューの死をもってこのオペラは幕を閉じました。
事前の入念な広報活動の結果、前売りチケットは完売。
満員のお客様に楽しんでいただき、オーケストラも合唱も十分な練習を積んだ結果が、如実に表れた充実した舞台となっていました。
音楽監督の三枝茂彰氏にコメントをいただきました。
□今回のようなアマチュアのオーケストラ、コーラス、そしてプロの歌い手とのコラボレーションを行う意図をお聞かせください。
☆アマチュアオーケストラの活動が本格化して25年、ほぼ四半世紀たちました。
この間、世の中も大きく変化し、生活も豊かになって、それに伴い、アマオケのレベルもぐっと上がってきました。
現在では、アマオケでたいていのシンフォニーやコンチェルトは演奏できるようになってきています。その次の目標として、オペラを今回のような形で上演しました。
しかしオペラ公演は、経済的にも音楽的にも、アマチュアオーケストラが単独で行うのは大変です。そこを地域文化に貢献ということでトヨタが支援し、プロの歌手たちが参加し、作品を作り上げるという形をとるのがよいと思います。
□JAOの会員に向けてメッセージをお願いします。
☆アマオケの演奏は非常に上手くなってきています。上演回数を増やし、自治体などからの援助を受けつつ、これからの地方の音楽活動の核となるべきであると思います。
□演出、大島尚志氏のコメント
☆今回の演出のポイントはオペラは面白いものだ、ということであり、これからもオペラの醍醐味を伝える仕事をしたいと思います。
□指揮、中橋健太郎左衛門氏のコメント
☆オーケストラ、合唱、ソリスト達と舞台を作っていくのが方程式を解くようで楽しかったです。
■ 終演後、全ての出演者、およびスタッフが集まり懇親会が催されました。
大きな舞台を作り上げた皆さんの笑顔が印象的でした。
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TCC25周年の節目となるA方式によるオペラ公演にトヨタ自動車(株)立花専務とJAO森下理事長も顔をそろえました。 |
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