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熊本ユースシンフォニーオーケストラ |
〜三世代で楽しむコンサート〜熊本ユースシンフォニーオーケストラ第38回定期演奏会
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会場 熊本県立劇場コンサートホール |
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曲 目 |
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F.シューベルト 『交響曲第8番 未完成』
D.ショスタコーヴィッチ 『交響曲第10番』 |
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指揮者 |
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高関 健
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ソリスト |
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出演者 |
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第38回定期演奏会は、〜三世代で楽しむコンサート〜と銘打って、70歳以上の方を無料ご招待という、当団初の試みを致しました。
当初は、老人ホーム・老健施設などにご招待状をお送りする事、マスコミを通じて郵送にて招待状申込みをして頂く事と、大きく二本立てでプロジェクトは出発しました。ところが、施設等に入所の皆さんに劇場に足を運んでいただく事にはかなりの問題が多い事がわかり、意気消沈している所に毎日届く招待状希望のお葉書!そのどれも、70歳以上の皆さんの丁寧なお葉書でした。
予想以上の反響に驚きながら、当日は215名の70歳以上の皆さんに足を運んでいただきました。お聴き頂いた70歳以上の皆さんは、アンケートも多数ご回答頂き、「初めてオーケストラを聴いた。楽しかったので来年もぜひ足を運びたい。」
「ユースオーケストラを聴いたのは初めて。若者のオーケストラという事で先入観が有ったが、実際に聴いた音楽の完成度に驚き、良い意味のギャップを感じた。」
などという嬉しいご意見もありました。
「70歳以上、無料ご招待」の効果か、マスコミに積極的に取上げて頂き、入場者1,796名、入場率99.3%の満席を迎える事ができました。
演奏面では、今年は指揮者の高関 健氏を定期演奏会にお迎えして、20回目(20年目)という節目の年にあたり、毎年4月から月に1回、本番前も含めて12〜13日指導して頂いている成果が充分に表れる演奏ができました。
特に生誕100年を記念したショスタコーヴィチの交響曲第10番は集中力が素晴らしく、熊本初演にふさわしい名演の一つになりました。
今後の課題としては、毎年会場前にお客様が多数並ばれるので、良い席をあらかじめ確保したい方、または高齢者の方や時間に余裕の無い方のためにも「指定席」を設ける事を検討する必要が有ると感じました。
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