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交野シティ・フィルハーモニック |
新春コンサート2018
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会場 交野市星の里いわふね |
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開場20分前。早い時間から多くのお客様が並ばれ、繰り上げて開場
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曲 目 |
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・J.シュトラウス2世 ポルカ《雷鳴と稲妻》
・J.シュトラウス2世 ワルツ《春の声》
・映画《パイレーツ・オブ・カリビアン》メドレー
・映画《美女と野獣》テーマ
・フンパーディンク 歌劇《ヘンゼルとグレーテル》(抜粋) |
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指揮者 |
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木村俊明
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ソリスト |
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・ヘンゼル:大塚真弓
・グレーテル:長町香里
・魔女:中島恵美
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出演者 |
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・語り・眠りの精・司会:吉田元子
・子供たち:交野市立第四中学校合唱部・交野市立私市小学校有志
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交野市で初めてとなる歌劇を観ていただこうと、抜粋ですが「ヘンゼルとグレーテル」を取り上げました。地元在住や指導などで地元にゆかりのあるソリスト陣、脚本・台本・訳詞・演出・司会・語りとしてミュージカルに造詣の深い元地元教員、舞台美術・チラシデザインに地元デザイナー、さらに、村の子どもたち役としてホールが校区内にある小・中学生32名、子どもの歌唱指導に地元の合唱指導者の参加を得ることができました。総合芸術というオペラの特性を活かし、音楽に限らず地元の様々な方を巻き込んで手作り感溢れる舞台となり、地域文化活性に貢献できたと思います。
オーケストラのコンサートに普段行かれないお客様や小さいお子さんにも楽しんでいただく工夫として、プロジェクターを使って絵本 風の映像と歌詞を投影する、客席中央までソリストが降りて演技する、1限の授業時間程度に収める、などの工夫を盛り込みました。 歌劇以外のプログラムも、オーケストラの演奏会が初めてというお客様やお子さんに楽しんでいただけるよう、ヨハン・シュトラウスのポルカ・ワルツと、2017年公開の人気ハリウッド映画を取り上げました。
今回の公演は、「移動・訪問」というTCC A2方式とは少し違う形態でしたが、クラシック演奏に適した固定椅子式ホールのない市内で生演奏を届けることに加え、地元の学校・市の事業と連携して子供たちと共演するという企画に賛同いただき採択されました。そのサポートのおかげで大きな企画にもかかわらず無料の公演にすることができました。親子連れをはじめ、多くの方々に初めて生演奏に触れていただき、そのような方々のアンケートからも大変満足いただけたことが伝わってきました。
整理券は配布開始からわずか1ヶ月でホール席数を越え、配布を停止することとなりました。これは、市内小学校を通した全小学生へのチラシ配布や、選曲や多数の地元関係者の出演・参加という企画の効果であったと考えます。しかし、実際の来場は定員の73%と、空席が出る結果となりました。当団ではほとんど経験のない無料公演で、整理券のコントロー ルについては課題を残しました。
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歌劇の様子。手作りのお菓子の家と絵本のデザインで歌詞をプロジェクター投影 |
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歌劇の様子。子どもたちが自作したお菓子を被って登場 |
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