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開場直後の受付付近の様子
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曲 目 |
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・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
・ブルックナー:交響曲第6番イ長調 |
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指揮者 |
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関谷弘志
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ソリスト |
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ギオルギ・バブアゼ(ヴァイオリン独奏)
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出演者 |
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・今回の演奏会は、当団の第60回の記念演奏会も兼ねているということで、プログラム面ではチャレンジングな内容となった。それだけに、広くクラシック音楽に親しむという点ではやや内容が難解だった懸念もある。ただ、前半に第一線で活躍するヴァイオリニストを招聘してのブラームスの協奏曲では、ヴァイオリンという楽器の生の音の魅力に始めて触れたという感想も多くあり、意義はあったと考える。
・また、下記に述べるように、プログラム自体はやや難解ながらも、ロビーコンサートにおいては、親しみやすい内容で、子供達が音楽に触れ合える場所を提供できたことは、大成功であったと考える。
<良かった点>
・今回、前回のTCCでつながりができた音楽療法士のグループの協力を今回も得ることができ、より多角的に演奏会場で、音楽を楽しんで貰える機会を創出できたことは、充分な成果である。
・また、今回奈良県を通じて招待した支援学校からも「また、演奏会に来たい」との声を頂き、TCC方式対象外の通常演奏会においても、こうした取り組みが継続的に可能となる素地を作ることが出来た。
<今後の課題>
・今回も親子招待を強力に推進したが、その結果、小学生の児童の会場内での行動(演奏中の話し声、座り方、動き回る)が、他の一般のお客様にご迷惑をかけアンケートで苦情を訴えたものが多数あったことは、今後、親子招待を考えていく上での大きな課題となった。
・上述の通り、やはりニーズとシーズを結びつけるコーディネーター的な仕事が出来る人(リソース)、あるいはその情報ソースが圧倒的に不足しており、たまたま今回は奈良県を通じて、障がいを持つ子供たちへのパイプが得られたが、今後、独自でのリサーチという面では厳しいものがあると感じた。
・親子招待については、以前よりもWebの認知度が上がって申込者も増えたが、Webそのものの存在をどう知らしめていくかも大きな課題である。
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ロビーコンサートでの子供たちとのコラボ演奏 |
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バブアゼ氏とのブラームス:ヴァイオリン協奏曲 |
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