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札幌フィルハーモニー管弦楽団 |
創立40周年記念第46回定期演奏会
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会場 札幌コンサートホールKitara 大ホール |
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ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」を熱演する東誠三氏
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曲 目 |
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ピアノ協奏曲第2番ハ単調作品18(ラフマニノフ)
交響曲第5番嬰ハ短調 (マーラー) |
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指揮者 |
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松浦 修
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ソリスト |
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東 誠三(ピアノ)
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出演者 |
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札幌フィルハーモニー管弦楽団
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一言で言うと、「札幌で最も歴史のあるアマチュア市民オーケストラの創立40周年記念を、市民の皆様が心から応援くださり、あたたかく楽しんでいただけた素晴らしいコンサートだった」ということではないでしょうか。
団としても、可能な限り広報活動を早くから実施し、お客様も予想以上にご来場されました。
コンサート会場は、開演前から皆様の期待感といったものを感じる、かつてない気持ちの高まりを、お客様そして我々演奏者ともに感じてのスタートとなりました。今回の演奏曲目はともに人気のある名曲であり、また難曲でもありましたが、演奏し終わった満足感、到達感はかつてないもので、またお客さまからの拍手も極めて熱く、コンサートホール全体をつつんだ充実感は想像を絶するものでした。
今回の演奏会は、TCC30周年、札幌フィルハーモニー40周年ということで可能な限りの準備を進めましたが、そうした努力が最高に実を結んだ形となった、といえましょう。
以上のことは、お客様アンケートからもはっきりうかがうことができました。
○良かった点は主に以下のようです
・難曲としても有名な名曲2曲に意欲的に挑戦した、チャレンジャブルな演奏 であったこと。
・演奏自体も金管楽器を中心にアマチュアらしさの中にも成長が感じられた 内容で、お客様にもそれがしっかり伝わったこと。
・視覚障害の方をはじめ多くの招待者の方に来場いただけたこと。
・アマチュア40年の記念演奏会であることが皆様に理解された(演奏曲目、 配布プログラム掲載記事内容など)。
・とくにプログラムの曲目紹介は団員が分担執筆しており、生の声が書かれ ているとして好評。
・全体として、準備→広報→練習→演奏本番が有機的につながり、40周年記 念にふさわしいコンサートとなった。
○今後の課題としては・・・
・乳幼児来場のむつかしさ(母親からの「ぜひ一緒に聴きたい」声と一般来 場者の「子供は入れるな」の声)。再考要。
・プログラム(当日配布)の内容(字の大きさ、内容の細かさなど):ただ し、今回は記念誌的にまとめ、その評価は高かった。
・曲目の難易度とコンサート演奏曲としての選択の兼ね合い。
・招待者のさらなる拡大検討および運営の効率化(団員作業分担、経費節約 その他)。
などがあげられます。
いずれにしましても、過去最高レベルの約1,400名のお客様とともに、札幌フィルハーモニーの新たなページがめくられたコンサートであったことは間違いないと言えます。
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マーラー「交響曲第5番」の演奏 |
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演奏終了後、万雷の拍手が鳴りやみませんでした |
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