|
|
|
NPO・とうかいマスターズオーケストラ |
名古屋盲学校にオーケストラがやってきた
|
会場 愛知県立名古屋盲学校体育館 |
|
とうかいマスターズオーケストラ
|
|
曲 目 |
|
モーツァルト:フィガロの結婚・序曲
レハール:金と銀
ビゼー:アルルの女組曲から生徒のソロによるメヌエット
大谷康子によるソロ「チゴイネルワイゼン」「チャルダッシュ」「タイスの瞑想曲」
オッフェンバック:天国と地獄・序曲
他 |
|
指揮者 |
|
野村 勤
|
|
ソリスト |
|
大谷康子
|
|
出演者 |
|
客演:マリンバアート∞インフィニティ
|
|
とうかいマスターズ・オーケストラの名古屋盲学校訪問演奏会
日時 11月26日(金) 13:00〜
場所 愛知県立名古屋盲学校
指揮 野村勤
Vn独奏 大谷康子
曲目 モーツアルト 「フィガロの結婚」序曲
楽器紹介
レハール 金と銀
「マリンバアート∞インフィニティ」
神津櫂 音擬話 ももたろう
ハチャトリアン 剣の舞
ビゼー アルルの女「第2組曲」より メヌエット
マスネー タイスの瞑想曲
サラサーテ ツィゴイネルワイゼン
モンティ チャルダッシュ
オッフェンバック 「天国と地獄」序曲
名古屋盲学校校歌 野村勤 編曲
快晴に恵まれたこの日、とうかいマスターズ・オケの面々は名古屋の千種区にある盲学校の訪問演奏のために朝早くから集合。自分もこの演奏でのトラとして声を掛けられ、趣旨に賛同し東京から参加した。しかも最近ご無沙汰しているコンバスのトラで…。
この学校は創立明治34年と100年以上の歴史を持ち、現在在校生は110数名、教職員もほぼ同じ数の大規模な学校である。周囲も大きな団地やイチローの母校愛工大名電校などがあり…広い空間が沢山あった。
演奏会は授業の一環として行われ、生徒達は時間前に集合、マスターズの高橋理事長の司会で楽しく進んだ。
感動したのはアルルのソロを吹いた女子高生の演奏だった。介添えの方の補助でオケの傍へ立ってからは、姿勢を正し楽器を構えて前奏に集中する姿は凛としており、音楽が進むにつれて何故か私の目が曇ってきた。老眼のせいでは無く、彼女が演奏する素朴な音楽に心を打たれたのだ。きっと彼女はこの日を心待ちにして毎日の練習を積み重ねていたのだろう。そして今日のオケとの共演で、自分が考えたこの音楽を精一杯吹いたのに違いない。
そして、マリンバアートによる打楽器だけの「ももたろう」に身じろぎもせず聴き入る生徒達の姿勢。
更に、ヴァイオリンを弾きながら会場の中を歩く大谷さんが、一人ひとりに音楽で訴えていることを必死に受け止めている生徒達の嬉しそうな顔…かお…カオ。
独奏者の大谷さんは中学校までこの盲学校の近くに在住され、真向かいにある振甫中学校に通われていたとか…。
この日の演奏会の模様は東海TVのクルーが撮影をしており、当日の午後7時直前のニュースで一部分が流れた…と、帰りの新幹線の中で聞いた。
これぞ、JAOが目指す目的の一つである「社会貢献実現」の貴重なフェーズであった。
2010.11.29 文責 赤尾裕@Cb
|
|
|
|
|
|