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静岡フィルハーモニー管弦楽団 |
第8回静岡市民文化祭 静フィル第33回定期演奏会
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会場 静岡市民文化会館 |
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演奏会当日のホワイエの様子
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曲 目 |
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M.I.グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
R.シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
リムスキー・コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」Op.35
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指揮者 |
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三河 正典氏
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ソリスト |
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佐藤 彦大氏
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出演者 |
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静岡フィルハーモニー管弦楽団
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静岡フィルハーモニー管弦楽団は、創立33年を迎え、第33回定期演奏会のメインプログラムに、リムスキー・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」を、中プログラムにはシューマンのピアノ協奏曲イ短調を演奏しました。
約2,000人収容の静岡市民会館大ホールには、静岡県全域をはじめ県外からも駆け付けてくださったお客様、招待した近郊の中学校、高等学校の音楽部や吹奏楽部の生徒と顧問の先生、また地域の高齢者の所属する文化団体・サークル等所属の皆様約200名が入場され、会場は開演前から熱気あふれるムードで一杯だった。
指揮者に、明快かつ雄大な音楽作りと音楽性あふれる指揮で、プロのオーケストラだけでなく、アマチュアの指導にも定評のある三河正典氏をお迎えし、静フィル独自の音楽作りに真摯に取り組むことができました。
三河氏を指揮者としてお迎えするのは、2年前の第31回定期演奏会でドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」等をお願いして以来ですが、これは前回の指導で団員一同が実感した素晴らしい指導力と、本番の演奏における名指揮に対し、適切な感謝の言葉が見つからないほどの感動を覚え、ぜひ近い将来の再演を願った総意が結実したものです。
今回の演奏でも、独奏者らの音楽性を縦横無尽に引き出しながら、精緻なアンサンブルの組み立てに繊細な注意を払い、素晴らしい音楽にまとめ上げた指揮者としての能力の高さに、聴衆の皆様はもちろんのこと、団員らも最高の達成感を味わえた演奏会となりました。
シューマンのソロピアノは、東京音楽大学大学院に在籍し、2007年日本音楽コンクール1位入賞など各種コンクールで華々しい入賞歴を誇る佐藤彦大氏をお招きしました。超絶的な技巧と深い音楽性が要求される難曲を、佐藤氏は縦横に歌い上げ、聴衆を感動の渦に巻き込んだ名演となりました。
演奏会を通じて、佐藤氏の才気あふれる名演と、三河氏の音楽性のほとばしる素晴らしい指揮により、静フィルの力量をさらにワンランク向上させたといえる。演奏した曲はどれも有名な曲なだけに、聴衆の皆様にとっても音楽会に出かけて生の演奏を鑑賞する楽しみを再認識していただけたものと確信しております。
今回の演奏会には、中国浙江省から、浙江交響楽団団長、コンサートマスター、主席コントラバス奏者の3名を招待し、ステージでともに演奏しました。
これは、静フィルが1987年に実施した中国公演が契機となり、2009年の浙江交響楽団設立式典・演奏会に静フィル理事長らが招待されるなどの音楽交流の一環として結実したものです。
これらの音楽交流を通じて、今後も静フィル設立趣旨であるオーケストラ演奏活動を通じた地域の音楽文化の向上に寄与してまいります。
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拍手を受ける静岡フィルハーモニー管弦楽団 |
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浙江交響楽団団長、コンサートマスター、主席コントラバス奏者とともに |
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