|
|
 |
 |
| 秋田市管弦楽団 |
創立40周年記念 第42回定期演奏会
|
| 会場 秋田市文化会館大ホール |
|

終演後の記念写真 指揮者:岡田友弘 ピアノ:前田英樹
|
 |
| 曲 目 |
 |
ベルリオーズ/ラコッツィ行進曲
ブラームス/ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
ドヴォルザーク/交響曲第8番 ト長調 op.88 |
 |
| 指揮者 |
 |
岡田友弘
|
 |
| ソリスト |
 |
ピアノ:前田英樹
|
 |
| 出演者 |
 |
秋田市管弦楽団
|
 |
秋田市管弦楽団は、昭和43年(1968年)12月、秋田市内在住の(故)佐藤敏雄先生が常任指揮者となり、アマチュア演奏者を集めて創立された。それ以前にも演奏団体はあったが、財政基盤が弱い、練習などに様々な問題があって長続きしなかったらしい。
一方、長続きさせるためには行政主導という考え方で、事務局を市教育委員会に置き、団費不要、チケット販売をはじめ事務的なことは一切関わらなくともよいという体制で創立されたのがこのオケである。
ところが、第10回定期を過ぎた頃から演奏会の聴衆が激減、練習に参加する団員の数も徐々に減り始め、団の解散も検討されたのである。チケット販売をはじめ、全てを行政にお任せしたのが原因であったと思われる。
昭和58年には団員による運営が始まり、団外より指揮者を迎え、日常の練習は団員がトレーナーを務める体制がスタートし、今日の形ができあがったのである。行政から離れた後も徐々に減額しながら、つい最近まで財政支援を続けた秋田市、JAOを通じたトヨタ自動車株の財政支援も大きな支えとなった。支援のおかげで、一流の指揮者の下で定期演奏会を開催でき、団員の演奏技術向上に大きく寄与した。過去の財政支援に感謝すると共に、今後も様々な方面から支援を受けるための努力が必要であろう。
さて、創立40周年記念演奏会を迎えるために、先ず歴史を大切にするところから準備は始まった。記念誌よりも、会場に詰めかけたお客様、現在の団員、エキストラの方々に読んでいただこうと、記念演奏会のプログラムと別冊に、関係者・団員のメッセージ、あゆみ、40年間の演奏年表を掲載した。
冬の到来を感じさせる11月9日午後、秋田市文化会館ロビーには開場前から多くのお客様が詰めかけ、開場時間を早めた。期待通り、多くのお客様がプログラムと別冊に目を通してくださっている。
冒頭はラコッツィ行進曲、吹奏楽で聴いたお客様も多いと思われるが、管弦楽ではひと味違う響きを楽しんでいただけたのではないか。
中プロに入りブラームスのピアノ協奏曲第1番は、内容が重くピアノが目立たない面もあるが時と共に評価が高められた作品である。ピアニストは海外で活躍した後、秋田市でもリサイタルを開催するなどしている前田英樹氏、超絶技巧を求められる第1楽章が始まると聴衆はその迫力に圧倒されていた。一転、第2楽章ではオケとピアノが織りなすピアニッシモに酔い、第3楽章はかつてない本番テンポで駆け抜け、聴衆と団員から大喝采を浴びた。
メインとなるドヴォルザークの第8交響曲「イギリス」を私たちが演奏するのは4度目であるが、第41回から指揮をしている岡田友弘氏が今まで以上に曲の魅力を引き出してくれた。岡田氏は全国で定期的な活躍しているほか、「ズーラシアンブラス」のオカピ役でもある。今回の演奏会のために、これまでの指揮者より多くの時間を割いて指導してくださったことに深く感謝している。全4楽章を通じ、テンポ設定、アゴーギク、ディナーミクなど、練習成果を活かし岡田カラーを演出していた。第2楽章ではピアニッシモと無音の部分が美しく、第3楽章はワルツのリズムと音色が好評であった。最終楽章の展開部やコーダでは炎上寸前のテンポ、かつ迫力のあるトゥッティで締めくくった。
なお、これまでの40年の歩みは団員、ご家族、歴代指揮者、ソリスト、財政支援を頂いた行政・企業、JAOなど多方面からのご支援があってのこと。しかし、最大の応援は常に会場にお運びくださるお客様であり、心より感謝申し上げたい。
|
 |
リハーサル風景 |
 |
開場を待つお客様の列 |
|