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TCC活動レポート
豊橋交響楽団
第98回豊橋交響楽団定期演奏会「楽しいオペラ入門」=これであなたもオペラ通=
会場 ライフポートとよはし
2007年 6月 3日(日)15:00



曲 目 W.A.モーツァルト:『フィガロの結婚』より「序曲」「もう飛ぶまいぞ この蝶々」「楽しい思い出はどこへ」「もう勝っただと」
J.ビゼー:『カルメン』より「前奏曲」「アラゴネーズ」「ハバネラ」「闘牛士の歌」
G.プッチーニ:『トゥーランドット』より「特別編」「誰も寝てはならぬ」『蝶々夫人』より「ある晴れた日に」『トスカ』より「星は光りぬ」
G.ヴェルディ:『椿姫』より「前奏曲」「乾杯の歌」
R.ワーグナー:楽劇『ワルキューレ』より「ワルキューレの騎行」
指揮者 現田茂夫
ソリスト 大須賀園枝(ソプラノ)二塚直紀(テナー)羽淵浩樹(バリトン)
出演者 豊橋交響楽団
司会:井上立子

去る6月3日、第98回豊橋交響楽団定期演奏会は「楽しいオペラ入門」と題し、指揮者に現田茂夫氏を、ソリストに3人の若手歌手を迎えて行われた。
 現田氏は若手実力派として既に日本を代表する指揮者の一人だが、その中でもオペラを得意としている。1週間前に豊響と対面したが、手際の良い練習運びとスマートなタクトで、忽ちオーケストラのメンバーの心を掴んだ。3人のソリストを含め一堂が顔をそろえたのは前日、リハーサルとはいえ、随所に立ちこめるオペラ独特の微香は翌日の成功を予感させるに充分だった。
 本番は3時開演、30分前の開場の時には長蛇の列が出来ていた。そして3時、満席の会場がにわかに暗くなると、反対にステージに光があふれ、森下元康氏指揮の下、ビゼーの「カルメン」前奏曲で第1部の幕は上がった。コンサートの進行は豊橋ではお馴染みの井上立子さん、爽やかなおしゃべりと、次々に登場する指揮者やソリストとの会話で、開場とステージの境がなくなっていく。
 最初に紹介されたゲストは現田氏、モーツァルトの「フィガロの結婚」序曲である。続けて同オペラから「もう飛ぶまいぞこの蝶々」「楽しい思い出はどこへ」「もう勝っただと」を演奏。ソリストのトップバッターはバリトンの羽渕浩樹氏、氏は豊橋の出身でもあり、開場からは万雷の拍手で迎えられた。続けてソプラノの大須賀園枝さんが青いドレスで登場、会場は一気に華やぐ、第1部後半はビゼーのカルメンから「アラゴネーズ」「ハバネラ」と続き「闘牛士の歌」で盛り上がる中第1部の幕が下りた。
 第2部は「豪華にドラマチックに」というサブタイトルが付けられている。会場の照明が落ち開演。しかし、今度は1部のようにさっとステージは明るくならない。薄暗い中ヴェルディの「椿姫」前奏曲が静かに流れ出す。そしてタクトは森下氏から現田氏へバトンタッチ、観客はプッチーニの世界へ誘われていく。トゥーランドットからは、「特別編」。この曲を一躍日本中に知らしめた荒川静香のゴールドメダルバージョンである。そして、最後のゲスト、テノールの二塚直紀氏が登場、その美声に開場が酔った。「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」、「トスカ」より「星は光りぬ」と続き、ヴェルディへ。オペラの代名詞とも言える「乾杯の歌」をソプラノ、テノール二人のかけ合いで聴かせた。そして最後はワーグナーの「ワルキューレの騎行」、満を持したオーケストラが吠えた。アンコールはゲスト全員がステージに登場、「千の風に乗って」を熱唱。曲を追うごとに大きくなっていった拍手は最高潮に達し、全ての幕を閉じた。





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