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米沢フィルハーモニー管弦楽団 |
第57回定期演奏会
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会場 伝国の杜 置賜文化ホール |
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定期演奏会本番
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曲 目 |
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L.V.ベートーヴェン 劇音楽エグモント OP.84 から
L.V.ベートーヴェン 交響曲第1番 OP.21 |
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指揮者 |
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竹谷智
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ソリスト |
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出演者 |
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米沢フィルハーモニー管弦楽団
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昨年の定期演奏会では生誕250年を迎えたベートーヴェンの曲をやる予定でしたが中止となったことから、今年は1年遅れで劇音楽エグモントよりと交響曲第1番のベートーヴェンプログラムで開催しました。
エグモントと言うと序曲は馴染みがありますが、その他の曲やストーリーなどは団員も知らなかったし、来場者の方でもほとんどご存じない方が多かった様で、どんな曲なのか聴いてみたかったと来場してくださった方もおりました。コロナ禍ですので曲中の歌や語りの部分はカットして抜粋の形で演奏しましたが、普段よく耳にするベートーヴェンとは違ったやさしさを感じる間奏曲が多く、またストーリー性も備わった吹き応えのある曲でした。来場者も興味深く聴いていただいたと思います。交響曲第1番は初期の作品として、まだモーツァルト等の影響を受けている作品ですが、その中でもベートーヴェンらしさのところは強調して演奏しました。2つのタイプの異なった曲でしたので、アンケートでも好評で、来場者の方々には楽しんで頂いたと思っております。
今回は感染状況によっては中止も視野に入れ取り組んだことから、ソリストは呼ばず、エキストラも出来るだけ少なくし、演奏時間も長くならないよう曲目も少なくする等対応してきました。しかし、県外者の来県の規制が強化されていた時期は練習に参加できない団員やエキストラの方もおり開催すべきか悩んだ時期もありました。結果的に定員の50%ではありましたが開催出来たことは本当に良かったと思っております。団員の少ないオケとしては課題解決の困難さがさらに浮き彫りにされた今年の演奏会だったとも言えます。
なお、演奏会に先立ち、重度障がい者入院施設での訪問コンサートを行いました。コロナ禍で病院では面会制限やボランティア受入れの中止という状況が続く中、楽しみの無くなった患者さんのために是非来てほしいという院長先生の話を受けて、出演団員が直前に抗原検査を受ける等感染対策を行ったうえで開催しました。演奏が始まると喜びを声に出せなくても身体全体で表現している様子も伺えました。演奏会には行きたくても行けない方々が地域はいることを想い、団員の少ないオケではありますが今後ともこのような活動を行っていきたいと思います。
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病院での訪問コンサート |
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