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レポートリスト
[2012年度]
第3回定期演奏会(奥州市民Z管弦楽団)
第25回定期演奏会〜青少年のための名曲コンサート〜(米子管弦楽団)
埼玉フィルハーモニー管弦楽団第64回定期演奏会(埼玉フィルハーモニー管弦楽団)
ファミリーコンサート 〜オーケストラを楽しもう〜(富山シティフィルハーモニー管弦楽団)
トヨタコミュニティコンサート in 長沼(札幌フィルハーモニー管弦楽団)
岡崎盲学校にオーケストラがやってくる(NPOとうかいマスターズオーケストラ)
第13回定期演奏会(北名古屋シティ管弦楽団)
トヨタコミュニティーコンサートin熊野(三重フィルハーモニー交響楽団)
第49回定期演奏会(米沢フィルハーモニー管弦楽団)
第643回定期演奏会・青少年のための音楽会(横浜交響楽団)
第14回定期演奏会(かずさジュ二アオーケストラ)
創立60周年記念定期演奏会(足利市民交響楽団)
緑交響楽団第50回定期演奏会(緑交響楽団)
第31回定期演奏会(我孫子市民フィルハーモニー管弦楽団)
仙台市民交響楽団 第66回定期演奏会(仙台市民交響楽団)


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TCC活動レポート
アンサンブル・グリューネ
第25回演奏会 ピアノとオーケストラのコンサート 
会場 タワーホール船堀大ホール(都営新宿線船堀駅徒歩1分)
2012年 9月17日(月)14:00開演(13:30開場)


ソリスト野田清隆さんとの熱のこもったリハーサル

曲 目 F.メンデルスゾーン作曲 交響曲第1番ハ短調(作品番号11番)
J.ブラームス作曲 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 (作品番号38番)
指揮者 佐々木 新平
ソリスト 野田 清隆(ピアノ独奏)
出演者 アンサンブル・グリューネ
(チェロソロトップ:細井唯)

 今回のTCCコンサートは、2009年に続きJAOに加入して以来2度目の開催とな ります。
  応募するにあたって私たちが選んだのは、メンデルスゾーンの少年時代の野心的な交響曲第1番、そして長年温めてきたブラームスのピアノ協奏曲 第2番! 団員が絶大な信頼を寄せる若きマエストロ佐々木新平先生と、素晴らしいピアニストの野田清隆さんが共演を快諾してくださり、我がグリューネらしい挑戦的なプログラムとなりました。
 「タワーホール船堀」を抽選で確保した1年前より、団員は大変な意気込みで、練習はもちろんプログラム作成から終演時の花束嬢の人選までこの日のために綿密で周到な計画を練ってまいりました。
 しかし以前ピアノと共演した2007年と比べても、都内でグランドピアノが使える練習場の確保が格段に難しくなっているこの頃、今更ながら都内のアマオケが置かれた貧弱な練習環境を思い知らされたことでもありました。

 さてTCCは、普段オーケストラを聴くことが少ない方たちに生のクラシックを提供することを目的としています。演奏頻度の低い大曲2曲という組み合わせが、お子さんたちに退屈されないかという不安が最初はありました。と同時に、本格的で水準の高い演奏を待ち望んでいらっしゃる方が、この地域に多いということも、これまでの経験やアンケート結果から明らかになっています。
 両方のニーズに応えるため、楽しんでいただけるプログラム解説を書き、退屈したら途中退出できるようロビー担当と対応を考え、また子供室の利用案内、初心者のためのマナー説明をお配りするなど、私たちが少年・少女時代に受けた衝撃と感動の「ブラームス体験」を若い人に味わっていただくために知恵を絞りました。
 なお、JAOの担当加藤様より子供向けに作ったマナー集(ふりがなつき)を送っていただいたことは大きな収穫でした。他のオケから助力が得られることも、わがオケがJAOに加盟したメリットといえましょう。結果、いつもより子供が騒いだ等苦情は少なかったようです。この場を借りて加藤様はじめ皆様に御礼申し上げます。

<良かった点>
 江戸川区内には船堀駅周辺だけでもピアノ教室がたくさんあります。ピアノを習っている生徒さん達がオーケストラとピアノの競演に興味を持ってくださるよう、地元のピアノ教室に働きかけ、お子さんと保護者や高齢者の生徒さんに声をかけていただき、かなりの申し込みがありました。さらに近隣の各ホールからも、地元の音楽の先生たちに情報提供があったと後でききました。
 本番では、まさに天から舞い降りてきたかのような野田さんの演奏によって、タワーホール船堀のピアノの魅力が、地元の皆様に再認識していただけたことと思います。

<今後の課題>
 ご招待を案内するとどうしてもピアノ教室や学校の先生たちは10名分、20名分など大枠での招待券を希望されます。
 主催者はその分席を確保しておかねばならず、実際に当日来場する数は流動的なため、此方が用意していた枠よりもかなり少なくなります。今回は、従来からの招待者枠を抑制したこともあり、当日蓋を開けてみたところ、もっと多くのお客様に来ていただけたであろう可能性は否定できません。
 ただご高齢の方やお子様が多いお客様へのサービスを考えれば、満席に近くなるとどうしても行きとどかない点が多くなります。このあたりの招待来場者数をあらかじめ計算できる感覚は、あと何度か経験を積まないとわからないようです。以上ご協力、ご協賛いただいた皆様、本当にありがとうございました。

マエストロ佐々木新平先生との一コマ

終演後ロビー:アンケート記入中



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