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山形フィルハーモニー交響楽団 |
2012 山フィル ファミリーコンサート
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会場 山形市民会館大ホール |
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開演前の行列
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曲 目 |
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ベルリオーズ/劇的物語「ファウストの劫罰」より
「ラコッツィ行進曲(ハンガリー行進曲)」
〜 KUMA’s FANTASY Vol.17 〜
ドリーブ/バレエ音楽「コッペリア」より
ベートーヴェン/交響曲第7番 |
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指揮者 |
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籾山和明
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ソリスト |
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脚本・語り(コッペリア)/熊倉一雄
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出演者 |
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山形フィルハーモニー交響楽団
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当団では、春にファミリーコンサート、秋に定期演奏会と、年2回の演奏会を開催しています。
昨年のファミリーコンサートは、東日本大震災の影響により、十分な練習、広報活動が出来ず開催を見送ることとなったため、ファミリーコンサートとしては2年振りの開催となりました。団員一同、改めて音楽活動を続けられることへの喜びを噛みしめているところです。
本番当日は、天候にも恵まれ、初夏を思わせる暖かい過ごしやすい一日となりました。
今回は、当団の音楽顧問をお願いしております籾山和明氏の指揮により、前半はベルリオーズの劇的物語「ファウストの劫罰」より「ラコッツィ行進曲」と、 ドリーブのバレエ音楽「コッペリア」を演奏しました。
「コッペリア」では、当団のKUMA’sFANTASYシリーズの第17弾として、俳優の熊倉一雄氏をゲストにお迎えし、熊倉氏オリジナルの脚本によるナレーションを入れた、他では聴く事のできない音楽物語を披露しました。熊倉氏の楽しく優しい語り口により、人形コッペリアを中心とした怪しくも楽しい物語の中に一気に引き込まれ、奏でる様々な音楽と相まって情景が目に浮かんでくるようだと大変好評でした。
休憩後は、雰囲気をガラリと変え、ベートーヴェンの交響曲第7番を演奏しました。通称ベト7は、某ドラマの影響でベートーヴェンの交響曲の中でも人気も高まっており、ご来場の皆様からは、おなじみのフレーズが生の迫力のある演奏で聴くことが出来たと、大変喜んでいただけました。
<良かった点>
幹事会社の山形トヨペット株式会社のご担当からは、各マスコミに対し積極的に働きかけをしていただき、沢山の反響をいただきましたこと、感謝申し上げます。
ご来場のお客様から、楽しかった、また次の演奏会にも来たいと、うれしい感想をいただきました。
長年指導をいただいている籾山先生からは、記録的な豪雪にも関わらず昨年末から何度も山形まで足を運んでいただいたことにより、効果的で有意義な練習を行うことができました。本番においても、コッペリアのような目まぐるしい曲の変化に対しても集中力を切らさず、何よりも団員が演奏を楽しむことが出来たと思います。
弦楽器、特にヴァイオリンに新たに団員が増え、エキストラ経費を想定よりも抑えることが出来ました。
<今後の課題>
TCC招待者は目標の100名を超えましたが、期待していた総集客数は1,000名には届きませんでした。
子供に生のオーケストラ、音楽を聴かせたいと考える保護者は多いはずですので、先生方への公演趣旨の説明の他に、特に小学生に対しては、もっと保護者の目に留まるような案内方法が必要であったと感じています。
子供たち自らがオーケストラに興味を持ってもらうことにより、今後の観客の増、将来的な団員の確保など、持続的な地域の音楽文化の向上に繋がるものと考えています。
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熊倉氏との共演「コッペリア」 |
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