|
|
|
|
第35回トヨタ青少年オーケストラキャンプ
|
於 かつしかシンフォニーヒルズ |
|
|
|
曲 目 |
|
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
|
|
出演者 |
|
指揮:松井慶太
|
|
第35回TYOCが無事に終了しました。お世話になりましたトヨタ自動車株式会社様、指揮者・講師の先生方、この東京大会を支えてくださった全ての皆様に深く感謝申し上げます。
今大会は、2年目が2020年の東京オリンピックイヤーだということで、東京の地で多少大きな大会を作る...そんな話題から計画が進行していきました。全世界が日本という国に注目する時が近づいている、その時のためにこれから日本は今まで以上に世界に目を向けてさらなる発展を積み重ねていくのだろう...私たちはそこに注目しました。TYOCのさらなる発展のためには、広い視野・考え方を持って新しいことへ挑戦していく必要があるのではないか。そこで設定したのが今大会のテーマである“Broaden Horizon”です。境界・限界を超えていくという意味のこのテーマは、TYOCへの参加を通して参加者個人がそれまで持ち合わせていなかった知識や考え方等を積極的に学びとり、自身の経験値を上げていってほしいという思いが込められています。
今大会ではこのテーマに則って、TYOCの存在をより多くの方に知ってもらうためにプレコンサートを企画しました。運営面でばたついたこともありましたが、パートリーダーをはじめとする参加者の皆さんの協力もあってスムーズに進めることができました。結果として集客は思わしくはなかったものの、来場されたお客様は口を揃えて「素晴らしい演奏会だった」と言ってくださっており、聴衆の心に響く演奏を披露することができたようです。参加者も皆楽しく開放的に演奏ができたようです。
プレコンサートの後には、参加者の学びの範疇を広げることを目的として、パラリンピック選手の佐藤圭太さんによる、自らの限界に関する講演会を企画しました。15歳でがんを患い自分の命と向かい合って、足を切断するというハンディキャップを負うことを決めた佐藤選手。その一言一言には私たちには計り知れない重さがあり多くの参加者が聞き入っていました。自分の意思を強く持って積極的に行動することでどんな障壁も乗り越えられる、この言葉はこれからの世を生きていく私たちは心に留めておくべき言葉だと感じています。
今大会は期間中の変更が多くスムーズにいかないこともありましたが、パートリーダーの統率と参加者の自主性のおかげで大きな事故もなく、音楽面も学びの面でも充実した4日間を過ごすことができたのではないでしょうか。ご協力本当にありがとうございました!しかし、まだ東京大会は終わりではありません。来年の第36回TYOCは今年以上に充実した大会となるように、そして最終日の特別演奏会では満員のオペラシティで、参加者も聴きに来た観客も含めて全員が感動に涙するような演奏会となるように、全員心を1つにして頑張っていきましょう!
これから1年間で、皆さんが音楽面でもそれ以外でも大きな進化を遂げることを期待しています。
第35回TYOC東京大会
運営委員長 山橋弘靖
|
|
|
|
|
|