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第32回トヨタ青少年オーケストラキャンプ
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於 沖縄県国頭郡恩納村「恩納村ふれあい学習センター」、沖縄県浦添市「浦添市てだこホール」 |
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曲 目 |
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チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
ラヴェル:「ラ・ヴァルス」
J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲 |
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出演者 |
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指揮:円光寺雅彦
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第32回TYOCが大盛況のうちに終わりました。2年間にわたり、沖縄大会を支えてくださったすべての皆様に深く感謝申し上げます。
時代が変われば人も変わる。この数年でTYOCも変わりました。変化は恐れずに受け入れ、でも残したいTYOCの雰囲気や伝統は次につなげたい。この沖縄大会のテーマは「ふるさとにTYOCの風を」。参加者同士のコミュニケーションが活発になることで、TYOCで学ぶものが生まれ、それが演奏会の成功につながるだろう。運営委員会はそんな方向性を決めて動き出しました。
TYOCのモットーである“参加者自身による自主運営”は“運営委員による自主運営”ではありません。運営委員以外の参加者が、積極的にTYOCに取り組むことが理想なのです。
2年で1クールのTYOCにおいて、今年の初日は“TYOC5日目”となるべきもの。いざ音を出すと、一人一人がよく練習してきたことが現れていました。講師の先生方のハイレベルで熱いご指導に対し、必死に応えようとする参加者たちの姿。TYOCに来た!と思える瞬間です。
その上で、パートリーダー会議では、どうすればさらに上のレベルに登ることができるかが熱く話し合われ、その結果、日に日にオーケストラとしてのまとまりが生まれました。トップ同士のコミュニケーションがよくとれており、運営委員会とパートリーダーの間に信頼関係があったことも、一体感を生み出す一因だったと思います。
沖縄大会は、参加者同士の仲のよさ、雰囲気のよさが特長でした。沖縄というあたたかい土地柄のおかげでしょうか。パート内はもちろん、パートやセクションを超えた交流も活発でした。毎年、運営委員会と参加者との壁があるという課題が持ち上がるのですが、今大会ではその壁を少しは壊せたかな…。来年から運営委員をやってみたいという声が増えたことは、その成果であると信じています。
TYOCに対する、音楽に対する思いが交錯しながらも、和気あいあいと過ごすことができたことは、この沖縄大会の持ち味となりました。
記念的な東京大会を終え、この沖縄大会でTYOCは新たな一歩を踏み出しました。TYOCがこれから進む道を決定づけた一歩。この先も、参加者が頭かきむしりながら考え、悩んで、自分たちの手で進み続けるTYOCであってほしいと思います。
第32回TYOC運営委員長 小林拓生
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