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高円宮メモリアル第5回日本マスターズオーケストラキャンプ
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於 東京・晴海「第一生命ホール」 |
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曲 目 |
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ポワモルティエ「5本のフルートのための協奏曲第6番」
廣瀬量平「ブルーとレイン」など |
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出演者 |
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講師:、安永徹さん(ベルリンフィルハーモニー第一コンサートマスター)、青木明さん(フルート)、佐々木正治さん(コントラバス)他
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豊かな響きと深みのある演奏に感動
高円宮殿下メモリアル第5回日本マスターズオーケストラキャンプは去る1月8日から10日まで、東京晴海の「第一生命ホール」で開催された。今回は弦楽器とフルートの部が行なわれ、講師にはベルリンフィルハーモニー第一コンサートマスター、安永徹さん、青木明さん(フルート)、佐々木正治さん(コントラバス)と豪華なメンバーとなった。
当連盟加盟団体から46団体、約120名が参加し、そのうち、最高齢は目黒区民交響楽団の山口たづさんで88歳、平均年齢は55歳である。「音楽の達人、中高年のためのオーケストラ人生・全楽章運動」を掲げる当連盟にとって大きな励みであった。
初日に参加者の激励に訪れた高円宮妃殿下(当連盟総裁)も、奏者の多さに「床が見えないですね」とびっくりされたほど。
3日間文字通り寸暇を惜しみ、熱心に指導された安永徹先生には、技術的な指摘や解釈を超えた、すぐれた人間性にじかに触れることができ、学ぶものが大きかったと参加者は一様に感激していた。
また、フルート部門は、青木明先生の指導により、ポワモルティエ「5本のフルートのための協奏曲第6番」と廣瀬量平「ブルーとレイン」を学んだ。通常のフルートやピッコロの他に、バスフルートや非常に珍しいコントラバスフルートを使い、フルートアンサンブルの多彩な可能性を聴かせた。
最終日に行なわれた「公開レクチャーコンサート」では、上記フルートアンサンブルに続いて、安永先生指導のアマービレ弦楽四重奏団のシュ−ベルト「死と乙女」第一楽章、J.S.バッハ「バイオリン協奏曲第1番」とドボルザーク「弦楽セレナード」の解説と演奏があり、豊かで深みのある響きは指導のすばらしさと3日間の練習の成果をいかんなく発揮するものであった。
参加者の多くは、各団の指導的な人たちであり、この成果が今後、泉のごとく浸透し日本のアマチュアオーケストラの質的向上につながることを大いに期待したい。
主催:(社)日本アマチュアオーケストラ連盟
協賛:トヨタ自動車株式会社
アサヒビール株式会社
第一生命保険相互会社
協力:財団法人日本音楽財団(日本財団助成事業)
後援:中央区教育委員会
中央区文化・国際交流振興協会
市川市 市川市文化振興財団
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