Federation of Japan Amateur Orchestras Corp.
JAOとは 加盟オーケストラ 会員登録
Top Page
JAO活動スケジュール
レポートリスト
[2021年度]
第38回トヨタ青少年オーケストラキャンプ代替企画「おうち de TYOC」
[2020年度]
第37回トヨタ青少年オーケストラキャンプ
[2019年度]
高円宮殿下メモリアル第20回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC20)
2019年度BDLO「オーケストラのためのワークショップ」参加報告
第47回全国アマチュアオーケストラフェスティバル「久留米大会」
[2018年度]
第35回トヨタ青少年オーケストラキャンプ
第46回全国アマチュアオーケストラフェスティバル「高知大会」
North ungdomssymfoniorkester ( NUSO)
2018年度BDLO「オーケストラのためのワークショップ」参加報告
[2017年度]
第34回トヨタ青少年オーケストラキャンプ
高円宮殿下メモリアル第18回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC18)
第45回アマチュアオーケストラフェスティバル「刈谷大会」
2017年度BDLO「オーケストラのためのワークショップ」参加報告
[2016年度]
第33回トヨタ青少年オーケストラキャンプ
高円宮殿下メモリアル第17回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC17)


一覧表へ...
TCC活動レポート
高円宮殿下メモリアル第15回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC15)
於 京都府立府民ホールアルティ
2015年1月10日(土)〜12日(月・祝)


公開リハーサル演奏風景  (C)相田憲克

曲 目 グリーグ:組曲『ホルベアの時代から』op.40
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 kv550
出演者 ≪講師≫
 森田昌弘氏(ヴァイオリン)
 御法川雄矢氏(ヴィオラ)
 藤森亮一氏(チェロ)

 日本アマチュアオーケストラ連盟の活動として全国アマチュアオーケストラフェスティバル、トヨタ青少年オーケストラキャンプ、3本目の柱である当キャンプは、オーケストラの中心的活動をされている方々を中心とした研鑽の場として、リーダー育成へのプログラムを積み重ねている。今回は公益財団法人サントリー芸術財団様より第3回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞を受賞する光栄をいただきました。
 人間だと米寿!(88 歳 1927.2.20〜2015.1.10 定期公演回数,799回)を迎える日本を代表するNHK交響楽団のメンバー3名をお迎えしました。
 また、オーケストラ運営において今後の活動の方向性の参考となるように「戦後のアマチュアオーケストラ」〜我々の向かうところ〜と題してパネルディスカッションを行いました。またMOC10で故森下理事長の最後の挨拶となった「私たちはどこへ行けば良いのか?」についてもを振り返りを行いました。結論があるわけはではありませんが、参加者が地元へ持ち帰りそれぞれの地元の特性を生かし考えていただければと思います。


【第1日目】今年の京都は元旦に雪が降り所々雪が積もっていた。開会式では参加者の年齢が若くなったのが特徴であった。開会式後、指揮者無しで課題曲3曲を通した。次に譜読みと弾き方の基本を習った。

【第2日目】午前中は、パート練習を行う。ランチ後は参加者同士で交流した後、午後一番にパネルディスカッションを実施した。パネラーのN響講師3名と青少年音楽祭創設に係わった平野靖氏から様々なお話しが伺えた。
 その後に交響曲第40番の合奏、管楽器は地元との交流として、京都で音楽専門の教育を受けた方々にボランティアで参加いただいた。さて、「明日が本番?どうにかせねば」と迷っていたら、森田先生から「明日は指揮者無しで行こう。」と提案があった。それを参加者へ伝えたら、全員が困惑した。しかし、MOCの伝統として醸成されている「指揮者に頼ることなく皆で音を聴き合う自主的な音づくり」で一つになった。この後は緊張感に満ちた練習となった。

 夜の交流レセプションには、サントリー音楽財団から選考委員の礒山雅様と音楽事業部長の佐々木亮様が参加下さり、参加者と交流した。中締め後も交流は盛んであった。

【第3日目】早朝からステージでは普通のアマオケにみられるように、騒然とした中で各人が練習をしている。これからリハーサルを行う心構えとして、真っ白なキャンバスに絵を描くように舞台というキャンバス上は真っ白にしてオーケストラを紡ぎたい。
 リハーサルの場当りで、そのままグリーグを演奏した。この3日間で最高の出来となった。次に40番、「ステージでの音合わせは恰好だけ、それも小さい音で」との指導あり。そういえば上手いオーケストラは演奏の始まる前は静かで、お客様と一緒に演奏への期待感を高める一瞬である。これもMOC参加者への提案である。

 午後は指揮者無しで本番。N響メンバーのゲスト演奏も大好評であった。
今回は京都府を通じて福島からの避難者の方々をご紹介頂き、多数の方々にお越しいただいた。来場者アンケートでは、大変満足したとの嬉しい書き込みも頂きました。音楽はお正月も不便な避難先で生活している方々にとって、至上の時間なのだと改めて感じた。


曲順
・第3回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞・授与式
・グリーグ 組曲『ホルベアの時代から』op.40
・講師演奏 
 ベートーヴェン : 弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調 作品8から
・モーツァルト 交響曲第40番ト短調 kv550

 終了後、記念撮影。その後、馬頭琴の演奏を鑑賞。舞台写真家・相田憲克氏の奥様であるA.DELGERMAAさんがショスタコービッチ等の曲を演奏くださった。
そして、終了式を行いお開きとなった。

 参加者からは、「素晴らしい先生に指導いただき満足でした。」、「もっと厳しく指導して欲しかった。」、「選曲が良かった。」等の意見を頂いた。
 アンケート回答率が53%で過去最高であった。回答率を上げて今後の参考にしたい。ありがとうございました。

     MOC15実行委員長 小倉千秋

ウィーンフィル&サントリー音楽復興祈念賞授与式  (C)相田憲克

講師演奏    (C)相田憲克



 All contents Copyright: The Federation of Japan Amateur Orchestras Corp. All Rights Reserved.