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高円宮殿下メモリアル第14回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC14)


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TCC活動レポート
高円宮殿下メモリアル第14回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC14)
於 京都府立府民ホールアルティ
2014年1月11日(土)〜13日(月・祝)


公開リハーサル

曲 目 ベートーヴェン ≪大フーガ≫ 変ロ長調作品133
フランク・ブリッジ ≪ロンドンデリー・エアー≫
ブリテン ≪シンプル・シンフォニーから第3楽章:センチメンタル・サラバンド≫
出演者 ≪講師≫
 大山平一郎氏(ヴィオラ、指揮)
 金子鈴太郎氏(チェロ)

 日本アマチュアオーケストラ連盟の3本目の柱である当キャンプは、オーケストラの中心的活動をされている方々を中心とした研鑽の場として、リーダー育成へのプログラムを積み重ねている。前回の延長上というよりも、担当講師の貴重な体験を取り入れた3日間を過ごすことになる。
 故森下元康前理事長はMOCを進めるに当たり「交流の時間を確保して欲しい」ということを希望されていた。今回は、大山平一郎氏が最近始めた極上の室内楽を身近に親しむための手法“ミュージック・ダイアログ”をMOCで再現させたかった。西洋音楽は、日本音楽の己を究めるモノローグに対して、対話・会話から出来ているダイアローグであるので、参加者やお客様、様々な方々との交流で進行したかった。
即ち、全国のアマチュアオーケストラのリーダー達がこのキャンプで音楽を通じて交流し、会得した物を持ち帰り、地元オーケストラの更なる発展を担うことになることを期待した。

 講師の大山氏はマルボーロ音楽祭で直接カザルスの指導を受けた数少ない日本人であり、ロサンゼルス交響楽団ではカルロ・マリア・ジュリーニから絶対の信頼を持たれた方である。世界のマエストロであり素晴らしい人格者との出会いに参加者は当初緊張気味であったが、それも直ちに払拭出来た。金子鈴太郎氏は人気ナンバーワンの若手チェリストであり、その立居振舞が音楽なのである。

 初日の午前中、事前練習の時間を設け、少ない参加者でウォーミング・アップをタクト無しで始めた。やや遅れて大山氏と金子氏が入場し、しばらく聴いておられた大山氏が指揮を始めた。すると全員の顔色が嬉しさのあまり熱っぽくなり素晴らしい演奏に変わった。これは、映画「オーケストラの少女」で、ストコフスキーが寄せ集めの演奏家達を前に指揮をした場面と同じであった。この瞬間に立ち会えたことを誇りに思う。

  キャンプの連続性としては、林徹也氏から受け継いだバッハ「フーガの技法」の延長上で、ベートーヴェンの「大フーガ」を取り上げた。この曲は弦楽四重奏でも難曲中の難曲であるが、それを弦楽合奏版で挑戦したのである。

【第1日目】開会式に始まり、先ず譜読みに終始した。音楽は作曲家の前でプロであるかアマであるかは関係が無い。講師陣による音楽的な譜読みと模範演奏で、参加者は一言も聴き逃さないゾ…と集中した雰囲気であった。大フーガの他にブリッジ「アイリッシュ・メロディ」、ブリッジの弟子であるブリテン「シンプル・シンフォニー」のリハがバランス良くスケジューリングされており、一つの音符も疎かにしないし、どうしてそう弾くのか実に具体的な模範演奏で参加者は満足出来たであろう。大山氏はカリフォルニア大学の教授でもあったのだ。

【第2日目】午前中は、大フーガの構造が音となって理解出来ることを主眼としたパート練習が、それぞれの場所で行われた。そしてランチの合間には京都女子駅伝がアルティの前を通過し「頑張ってー」という沿道からの声が耳についた。午後の最初は“ミュージック・ダイアログ”、講師と参加者の音楽との対話である。参加者の疑問を次々と講師が体験談を交え答えて行く。参加者にとってはまたとない至福の一時であったであろう。不思議なことに、この後のキャンプは参加者同士が和やかに交流するようになった、と感じた。その後は、ひたすら練習。時間を忘れるほどで、二日目終了。
夜のレセプションでは本間会長のユーモアたっぷりのスピーチや、質問コーナーで盛り上がった。

【第3日目】大山氏から参加者へ「これからは、音源は忘れて欲しい。」という要求があり、その後は参加者が全員一つの方向性を共有し自分達の音楽へと仕上げて行った。マエストロの指導法は「見事!」という言葉がぴったりである。

公開リハーサル<音楽との対話>では、大山氏が曲目解説をしつつ聴衆とのダイアログを進行し、演奏を止めることなく終了した。お客様からは「感激の一言に尽きる。」という感想もあり、参加者・聴衆共々収穫の多かったMOC14であった。

曲順
・ベートーヴェン ≪大フーガ≫ 変ロ長調作品133
 ≪休憩 15分≫
“ミュージック・ダイアログ”(聴衆からの質問に答える対話形式の“ひととき”)
・ブリッジ ≪ロンドンデリー・エアー≫
・ブリテン ≪シンプル・シンフォニーから第3楽章:センチメンタル・サラバンド≫

終了後、記念撮影、終了式を行いお開きとなった。

参加者は、「時間を忘れるほど勉強になりました。」「交流も楽しかった。」との気持ちを三々五々自分のオーケストラへ持ち帰った。
 大山氏は、「音楽は品格を大切にしましょう。」と普段の生活態度を含めて襟を正す切っ掛けを暗示された。
                                       以 上

MOC14実行委員長 小倉千秋

大山先生パート練習

金子先生パート練習



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