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静岡フィルハーモニー管弦楽団 |
第10回静岡市文化祭 第35回定期演奏会
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会場 静岡市民文化会館大ホール |
2012年 6月 2日(土) | 開演 18時30分(開場17:45)
終演予定 20時30分 |
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満席の会場
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曲 目 |
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チャイコフスキー/歌劇「エフゲニー・オネーギン」作品24よりポロネーズ
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73「皇帝」
ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14 |
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指揮者 |
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小林 研一郎
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ソリスト |
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仲道 郁代
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出演者 |
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6月の不安定な天候が続く中、適度に晴れ上がった当日は予想通り多くのお客様が開場前に列を作ってくれました。今年の定期演奏会は昨年のマーラーの「復活」に続く盛況で、静フィルに対する期待と好意的な支えが演奏会のクオリティを上げてくれたとも言えます。
しかし何といっても盛り上がりを演出してくださったのは炎のコバケンと仲道さんでした。静フィルでは10年ぶりとなる小林研一郎マエストロは、つま恋の合宿から熱い口調で、歌うように演奏する表現力を指導してくださいました。また生の音楽をお客様と一緒に作り上げるために視覚的にも訴える姿勢が大切であることも教えてくれました。それらによって音が生き生きと変貌してくることも体験できたと思います。本番では仲道さんとのトークや幻想のワンポイントレッスンも飛び出し、お客様にとっては思いがけないプレゼントでした。初共演となる仲道郁代さんはその容姿のように繊細かつ優美で、しかしながら力強いピアノを披露してくれました。会場全体が暖かな雰囲気に満ちて行きました。演奏する私たちの思いもひとつになり、その思いが会場を埋め尽くしたお客様に伝わったものと確信します。フィナーレに向かっての盛り上がりは、まさに会場と一体となったエネルギーが炸裂したようでした。これからもこの体験を生かしつつ、ますますオーケストラ音楽を楽しめる演奏会作りを持続していきたいと思います。演奏レベルの向上も望まれますが、私たちが出来ることは感動を伝えることであると再認識させられました。
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コバケンと仲道さんのトーク |
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演奏 |
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