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高円宮殿下メモリアル第16回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC16)
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於 京都府立府民ホールアルティ |
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曲 目 |
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(1)モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
(2ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1弦楽版
チェロ独奏 藤森亮一氏
(3)モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
ヴァイオリン独奏 森田昌弘氏、ヴィオラ独奏 井野邉大輔氏
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出演者 |
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《講師》
森田昌弘氏(ヴァイオリン NHK交響楽団)
井野邉大輔氏(ヴィオラ 元NHK交響楽団)
藤森亮一氏(チェロ NHK交響楽団)
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(公社)日本アマチュアオーケストラ連盟の事業として「全国アマチュアオーケストラフェスティバル」、「トヨタ青少年オーケストラキャンプ」と並び3本目の柱である本キャンプは、オーケストラの中心的活動をされている方々を中心とした研鑽の場として、リーダー育成へのプログラムを積み重ねています。前回の続編として今回もNHK交響楽団ゆかりの3人の先生をお招きし、主に協奏曲の演奏方法を研修しました。
【第1日目】今年の京都は暖かく、全国から集まった参加者の皆様は早春の古都を感じたようです。開会式の後、恒例となったパートの隣同士の人との自己紹介から始まり、和やかに課題曲を研修しました。
【第2日目】練習開始前のウォーミングアップの体操から、個人レッスンに近い合奏研修へと進み、昼休み前には今回の特別企画「パート別記念撮影」が行われました。
昼食後は少しでも京都の風情を味わっていただきたいというスタッフの計らいにより、抹茶のお手前が振る舞われ、参加者の皆様からは大変なご好評をいただきました。
午後のハプニングは、参加者である中城ジュニアオーケストラの若い二人がモーツァルトの協奏交響曲のソロを弾いたこと。二人は近く予定されている自団の演奏会でソロを受け持つというだけのことはあり、大変立派なソロを披露してくれました。
練習の最後は、楽器を置いてパート毎にこれまでの研修内容の確認や疑問点の解消のための打合せです。長時間の練習の疲れも見せず、非常に熱心な議論がなされ、講師の先生方を交えパート間の調整が行われ、第2日目の練習が終了しました。
練習終了後の夜は恒例の懇親会が行われ、参加者の皆様は和やかに交流を深めていました。
【第3日目】第3日目の開始は、全員で輪を作り音楽が一つになるように、恒例となった精神統一から。その後午後の「公開リハーサル」に備えて、全員の入退場の練習と本キャンプでの研修の総仕上げが実施されました。
午後は「公開リハーサル」の本番です。昨年同様90人近くの奏者が指揮者無しで課題曲を演奏しました。講師の先生方は、藤森先生がバッハの「無伴奏チェロ組曲第3番からサラバンド」、森田先生、井野邉先生が演奏曲目のモーツァルト「協奏交響曲」のカデンツァの一部をアンコールとして演奏してくださいました。
「公開リハーサル」の中から、モーツァルト「ディヴェルティメント ニ長調 K.136」がYouTubeに公開されていますので、皆様どうぞご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=FaoMssEII3k
今回の「公開リハーサル」には、京都新聞にご紹介いただいたこともあり、これまでの京都開催のキャンプの中では最多のご来場者がありました。また、京都府のご協力を得、京都府在住の東日本大震災被災者の方から20名を超える皆様にご来場いただくことが出来ました。ご関係の皆様には深くお礼申し上げます。
こうして本キャンプは無事に事故もなく終了しました。参加者の皆様には、この体験を全国各地へお土産としてお持ち帰りになり、ご活用いただけたら幸いです。
また、裏方をお務めいただいた皆様のご尽力に深く感謝し、この場をお借りしてお礼申し上げます。
MOC15運営委員長 小倉千秋
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