Federation of Japan Amateur Orchestras Corp.
JAOとは 加盟オーケストラ 会員登録
Top Page
JAO活動スケジュール
レポートリスト
[2021年度]
第38回トヨタ青少年オーケストラキャンプ代替企画「おうち de TYOC」
[2020年度]
第37回トヨタ青少年オーケストラキャンプ
[2019年度]
高円宮殿下メモリアル第20回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC20)
2019年度BDLO「オーケストラのためのワークショップ」参加報告
第47回全国アマチュアオーケストラフェスティバル「久留米大会」
[2018年度]
第35回トヨタ青少年オーケストラキャンプ
第46回全国アマチュアオーケストラフェスティバル「高知大会」
North ungdomssymfoniorkester ( NUSO)
2018年度BDLO「オーケストラのためのワークショップ」参加報告
[2017年度]
第34回トヨタ青少年オーケストラキャンプ
高円宮殿下メモリアル第18回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC18)
第45回アマチュアオーケストラフェスティバル「刈谷大会」
2017年度BDLO「オーケストラのためのワークショップ」参加報告
[2016年度]
第33回トヨタ青少年オーケストラキャンプ
高円宮殿下メモリアル第17回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC17)


一覧表へ...
TCC活動レポート
第41回全国アマチュアオーケストラフェスティバル豊橋大会
於 アイプラザ豊橋
2013年9月21日(土)〜23日(月・祝)


フェスティバル社会人オーケストラB

曲 目 ベルリオーズ:交響曲『イタリアのハロルド』
  ヴィオラ独奏:井野邉大輔
  指揮:現田茂夫

ベルリオーズ:幻想交響曲
  指揮:現田茂夫

リムスキー・コルサコフ:交響組曲『シェヘラザード』(第2楽章)
  指揮:下谷剛嗣
出演者

『第41回全国アマチュアオーケストラフェスティバル豊橋大会』大会レポート
              〜 音の泉の広がりを求めて 〜

                              豊橋大会実行委員会
                              委員長 東 敏久

 JAO発祥の地、愛知県豊橋市で、第41回全国アマチュアオーケストラフェスティバル豊橋大会を開催いたしました。全国に大きな被害をもたらした台風18号の通過が1週間前であったことで、無事に全国各地からアマオケ仲間の皆様に集まっていただくことができました。
 立派なホールでもなく、新幹線は基本的に「こだま」しか停車せず、有名な観光地もない地方の中核都市での大会開催に、実行委員会一同は、豊橋流の「お・も・て・な・し」の気持ちで、皆様をお迎えすることができたと思っています。

<9月21日(土)>
 正午からの受け付け開始を前に早々と会場入りする参加者、豊橋駅からの大会チャーターバスで続々到着する参加者、コントラバスを抱えて会場入りする参加者など、会場のあちらこちらで一年ぶりの再会を喜ぶ顔や、どのような仲間たちと三日間を過ごすのか少し不安そうな顔などが見受けられました。
 さて、午後1時からは開会式です。
 JAO足木理事長より、ご挨拶と指揮者・ソリスト・ゲストコンマスのご紹介をいただき、全国からの参加団体の紹介とドイツアマチュアオーケストラ連盟を紹介し、いよいよ練習の開始です。
 大会会場となったアイプラザ豊橋には、講堂(大ホール)と小ホールがあり、社会人AオケとBオケの練習は、この二つのホールを代わるがわる使うように練習時間を配分しました。
 初日の夜はパート別懇親会です。いろいろな方面に聞いたところでは、どうやら第13回豊橋大会の時にパート別懇親会が始まったらしいということがわかりました。
 今回は、ヴァイオリン・ヴィオラ族と低弦族、管・打楽器族の大きく三つのグループに分け、三か所の会場で開催し、参加者どうしが大勢の方々と触れ合うことができるように企画しました。その後、多くの仲間たちが二次会のために、豊橋の街へと繰り出したと聞いています。運営協議会の面々は、路面電車を活用した「ビール電車」で一杯、電車の心地良い揺れと、耳に優しいモーター音を堪能されたようです。

<9月22日(日)>
 多くの参加者の皆様には、豊橋駅周辺のホテルに宿泊をしていただきました。会場近くには大きな宿泊施設がなく、豊橋駅周辺からだと、大会会場へのアクセスがあまり良くありません。そこで、駅前から大会チャーターバスを運行することにしました。この狙いは、参加者の皆様に少しでも楽にお集まりいただくことと、バスが会場に到着さえすれば、その日のスケジュールが確実に始められることにありました。
 さて、大会二日目は、朝から夕方5時までみっちり練習です。実行委員会が編成し忘れていた「イタリアのハロルド」の弦楽器バンダも含め、昨日の懇親会の成果もあって、しだいに息が合ってきたと聞いています。
 今大会の特徴の二つ目は、大会会場内での豊橋物産展の開催です。これは、過去の参加者から「各地の大会へ参加しても、なかなかお土産を買っている暇がない。」というご意見をお聞きし、それならば会場へお土産屋さんをもってくればいいじゃん(豊橋弁)となったからです。でも、いちばん先にお土産を購入したのが、大会実行委員のひとりであったことは小生だけが知っていることでしょう。
 今大会の全日程に看護師(豊響団員の母)を配置しました。一日目の夜には長旅の疲れから体調不良を訴えられる方が一人いらっしゃいました。またこの日の午後参加者のおひとりが体調不良を訴えられましたが、近くの開業医で受診していただき、大事にはいたらずにすんだようです。
 他方、運営協議会では、オーケストラ運営に関わる詳細な意見交換が活発に行われ、その後、トヨタ自動車様によるトヨタコミュニティコンサートなどの実施概要の説明が行われました。
 二日目の夜は公式レセプションです。JAOの総裁であられる高円宮妃久子殿下や大会会長である愛知県知事、大会副会長の豊橋市長、さらにはトヨタ自動車社長令夫人などお客様をお迎えし、豊橋がほこるホテルアークリッシュにて行われました。会の初めに妃殿下から、「今年も難曲を演奏されるようですが、演奏が終了した時にブラボーの拍手ができるように」と、参加者に激励のお言葉をいただきました。また、アトラクションとして会場内で書道家の先生による書の披露と、豊橋筆の作成実演が行われ、豊橋筆をお土産として妃殿下にお渡しすることができました。
 今大会の特徴の三つ目は、交流演奏会の開催です。これは、レセプションが終わっても更に交流を深めたいとの参加者の声を耳にしていたため、ホテルから徒歩3分ほどに今春できた施設「プラット」の演奏会場を借りて、全国の仲間たちの演奏と豊橋交響楽団のグループが出演し、「じぇじぇじぇ」が流行語大賞にでもなりそうな「あまちゃん」のテーマ曲からクラッシックなアンサンブルまで、客席と一体となった楽しい交流演奏会となりました。

<9月23日(月・祝)>
 いよいよフェスティバルコンサートの日を迎えました。この日は祝日ですが、自動車産業は稼働しているため、お客様の入りが若干心配されました。しかし、そんな心配をしているのは実行委員会のメンバーだけ。集まってくる参加者の顔には、今日はがんばるぞといような元気さがみなぎっていました。
 歓迎演奏を務める豊橋ユースオケのメンバーも朝の8時には会場入りして、さっそくステージでのリハーサルです。その後社会人Aオケ・Bオケの順にステージリハとなります。この間に、手が空いている参加者は、豊橋物産展を大いに楽しんでたくさんのお土産をお買い上げいただきました。
 さて、13時の開場を前に入口には長蛇の列。これはうれしい誤算かな。実は1,031名ものお客さまにご来場いただけました。ご来場くださった皆様ありがとうございました。
○歓迎演奏 演奏:豊橋ユースオーケストラ
      指揮:下谷 剛嗣(ユース音楽監督)
      曲目:リムスキー・コルサコフ 交響組曲シェヘラザードより2楽章
      (とても若々しい力のこもった演奏でした。)
○社会人Aオーケストラ
      指揮:現田茂夫
      ヴィオラソロ:井野邉大輔
      ゲストコンサートマスター:三浦章宏
      曲目:ベルリオーズ 交響曲イタリアのハロルド
      (ヴィオラソロがとても素敵な、息の合った演奏でした。)
○社会人Bオーケストラ
      指揮:現田茂夫
      ゲストコンサートマスター:森田昌弘
      曲目:ベルリオーズ 幻想交響曲
      (観客を惹(ひ)きつける魅力的で力強い演奏でした。)

 カーテンコールの余韻が覚めやらぬうちにステージ上で閉会式です。
 実行委員会委員長からお礼の挨拶の後、次回甲府大会実行委員会委員長の関岡さんへ、JAO大会旗の引き継ぎを行いました。関岡さんは、「世界遺産富士山のお膝元で、おいしい空気とおいしい食べ物で皆様との再会をお待ちしております。」と挨拶をされ、フェスティバルコンサートの幕が下ろされました。

 最後になりましたが、トヨタ自動車様・サーラグループ様、豊橋市の関係者の皆様、JAO本部の皆様ほか、多くの団体の皆様に衷心から厚くお礼申し上げます。また、内輪の話で恐縮ですが、準備期間および大会期間中に本当によく動いてくれた豊橋交響楽団団員および関係者にも、心から感謝しています。
 ありがとうございました。

フェスティバル社会人オーケストラA

盛況だった「TOYOHASHI物産展」



 All contents Copyright: The Federation of Japan Amateur Orchestras Corp. All Rights Reserved.