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2016年度BDLO「オーケストラのためのワークショップ」参加報告
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2015年度BDLO「オーケストラのためのワークショップ」参加報告
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2014年度BDLO「オーケストラのためのワークショップ」参加報告
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高円宮殿下メモリアル第14回日本マスターズオーケストラキャンプ(MOC14)


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TCC活動レポート
2014年度BDLO「オーケストラのためのワークショップ」参加報告
於 ドイツ連邦共和国ヴァイマール市「ヨーロッパ青少年教育センター」
2014年6月6日(金)〜10日(火)
発表演奏会:6月9日(月)16時開演(於.ヴァイマール・ホール)


本番リハーサル前(写真提供:柿木杏奈さん)

曲 目 リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
出演者 指揮:ユディット・クビツ(Judith Kubitz)   
コンサートマスター:ミヒャエル・ネストラー (Michael Nestler)
JAOからの参加者(男性2名 女性8名、ヴァイオリン6名、ヴィオラ3名、チェロ1名)

 今年のドイツ・アマチュアオーケストラ連盟(BDLO)の国内ワークショップは、2014年6月6日から東部テューリンゲン州の街ヴァイマールで4日間にわたり開催され、JAOから10名の弦楽器奏者が招待参加者として派遣されました。
近年のBDLOは、外国人や女性指揮者を積極的に起用し、また東欧圏の作曲家を重点的に取り上げています。今年はドイツ東部に居住するソルブ人の女性指揮者J. クビツさんが招聘されました。C.デーヴィス 、M.ヤンソンスらの薫陶を受けた注目の指揮者の情熱的な音楽つくりには、驚かれた方も多かったようです。

 恒例となりましたが、今回初めて参加された4名の方にご意見、ご感想を自由に書いていただきました。新鮮な体験談がJAO加盟団体や今後参加される方々のお役にたてば幸いです。来年度BDLO募集要項は、今年の12月末までに発表される予定です。
 最後にこの日独交流企画にあたり、BDLO総裁H.ローレンツ氏、事務局長T.タンネンベルク氏ならびに現地で参加者をお世話頂いたM.パーゲンコプフ氏とH.ロットルフ氏に御礼申し上げます。 
        JAO日独交流担当 穴山朝子(アンサンブル・グリューネ)

《初参加者4名の声より》
柿木杏奈さん(吹田市交響楽団)、松口直樹さん(NPO-WFAO)、他2名(ご希望によりお名前公表を控えます)

【Q1. 今回BDLOワークショップの募集情報をどこから得られましたか?】
・所属のオーケストラの担当者から(3名)
・JAOのホームページから(1名)
(今までJAOのHPを覗くことはほとんど無かったので、このような募集があることを知りませんでした。)

【Q2. 参加を決めた動機について】
・ドイツへは旅行へ行けても、オーケストラで演奏できる機会というのは、滅多にないと思ったため。
・海外での演奏経験をしてみたいと思ったから。
・日程的に仕事の休暇を取れそうな時期に開催だったこと。
・ドイツの文化に興味があり、いつかこのような機会があれば、と考えていたので。
・Weimarは一昨年訪れてとても気に入ったところだったので。
・JAO行事のひとつであるトヨタ青少年オーケストラキャンプに参加しており、最近は海外から参加者を迎えることが慣例になっています。また、JAOフェスティバルに出かけても、海外から日本のオーケストラキャンプに参加してくださる外国人が多くいらっし ゃることを存じておりました。
そうして日本のイベントに参加して下さる方々と接するたびに、私も海外で現地の方々と音楽を共にする企画に参加したいと思っていました。

【Q3. 現地への旅行全般について】
ヽ擺錣了ち運びに関して
・ヴァイオリンだったので、機内持ち込み用の楽器ケースを購入しました。ですが、国際線は通常の楽器ケースでも持ち込みが可能なようで、日本から来られている方のほとんどが通常のケースでした。混み具合によっては通常ケースは断られる場合があるかもしれませんが、国際線は比較的空いていることと、日本国内の移動のようにうるさくはないので大丈夫だそうです。(100%大丈夫とは言い切れませんが、、。)
・ヴァイオリンケースを機内に持ち込むことについて、羽田空港にいた地上職員には難色を示されましたが、手荷物としてカウントしていただくことができました。航空会社はエミレーツ航空で、ドバイ経由の旅でした。この間ずっと自分のそばに楽器を保管しておけましたし、その他の関所で呼び止められることはありませんでした。
・楽器(ヴィオラ)については、以前の経験では機内持込みの際も全く問題はなかったのですが、ケースが規定サイズより大きかったため、念のため渡航経験豊富な人たち(3名)にアドバイスをいただきました。規定より大きくても殆ど大丈夫ではないかと思いましたが、BDLO終了後にひとりで数日旅をするのにも小さいケースが都合良いと考えたこともあり、新たに小さいケースを購入しました。羽田でのチェックイン時には、やはりメジャーでサイズを図られ、一瞬不安になりました。
・最近ドイツの各空港のPass Kontrolle(入国審査)が厳しいという話も耳にしていましたので、私の楽器も該当する?と、念のため日本出国の際に申告(物品の詳細を記してスタンプをもらう)し、帰国まで携行しました。もちろん、私の場合、厳格に審査されたということは全くありませんでしたが。
・フランクフルト空港を玄関にしました。以前に日本人バイオリニストの楽器をかの空港の税関で回収されてしまったニュースは知っておりましたので、何か調べる前には緊張しておりました。けれども、海外に在住する者が現地で演奏をするために持ち込む楽器について、税関での申請を伴わずに通過できることを外務省のホームページで読んでいたので、これを手元に印刷しておりました。
また、ドイツ語で書かれたBDLOの概要を常に携帯し、空港内の各所で呼び止められた時にはこれを見せて、対応しました(私はドイツ語を知りません)。

⊇票法⇔習場の環境
・キャンプ期間中の宿舎では、同じく日本から参加されたハジメマシテの方と同室で楽しく過ごすことが出来ました。寝床としても不満はありません。
・宿舎でのトラブルはありませんでしたが、事前にお知らせいただいていた通り、タオル・石鹸等は無く、4泊する間のシーツ交換もありませんでした。私は、タオルはたくさん持って行かなくても洗えば空気が乾燥しているのですぐに乾くだろう、と思っていたのですが、なぜか全然乾かず(異常気象で蒸し暑かったから?)、2日目以降大変な思いをしました。しかし林の中にある宿舎は緑と鳥の鳴声にあふれており、とても快適な環境といえたと思います。
・譜面台は持参しましたが、同じプルトの方のものを使用したので、結果的には必要ありませんでした。Tuttiの時もパート練習の時も、ふたりで1台の譜面台を使用しました。

【Q4. 指揮者やトレーナーの指示、現地の参加者とのコミュニケーションに関して】
・指揮者はたくさんの言葉(ドイツ語のみ)と演劇的ともいえる身振りで指示をするタイプの方で、大体のところは雰囲気でわかるのですが、たくさんのドイツ語を早口でおっしゃるので、きちんとキャッチはできませんでした。どこから演奏するか、などはブッフシュターベ(綴り)を頭文字に持つ人名(Emile、Maria・・・など)で必ず指示されたので、問題ありませんでした。
・指揮者やトレーナーの指示はだいたいわかりました。指示などはわかるが、会話となるともっと話したい内容はあるのに薄い内容しか話せず、もっと語学力が必要かと思いました。
・合奏は全てドイツ語でしたがストレスはあまり感じませんでした。ただ、ドイツの方は英語を話せない方が散見されましたので、その点はドイツ語が話せたらより深い理解&コミュニケーションが得られると思います。
・現地の参加者とのコミュニケーションは、問題ということはありませんでした。英語を話す方も多かったです。また、今回私のパートには現地参加者で日本語教師という方がいて、本番の日の段取りなど、全体説明(ドイツ語のみ)の後に理解が間違っていないかを日本語で確認させてもらい、有難かったです。
・問題、と言ってしまうのであれば、BDLOのワークショップはほぼドイツ語のみですすめられたので、ドイツ語を理解しない私には何を言われているかわからない、という問題がありました。
けれどもこれと同じように、来日して、言葉のわからない日本語のワークショップに参加しながら音楽を共有している海外の方の姿を見ていたこともあるので、「そんなものだろう」と思っていました。
参加者間のコミュニケーションについては、少なからぬ方々が英語で話しかけてくださったり、こちらからの問いかけに丁寧に答えてくださったので、迷子になることもございませんでした。また、日本からの参加者ではなく、フランクフルト在住の日本人参加者の方と、ドイツで日本語の先生を仕事にしている参加者の方にも大変お世話になりました。

【Q5. 練習中に気付いた日独アマオケの違い】
・過去の参加者のレポートにもあったようにドイツの方々は休憩中、楽器はケースにしまい、休憩は休憩!と言った具合でした。トレーナー(1stVnなのでコンマスの方だったのですが)の指導方法は朝一番だから音階からゆっくりと指導していく形をとっていたのが印象的でした。(そのまま曲のレッスンに入ったことしかなかったので)
・国民性なのか、合奏の休憩時間は徹底して休む、というのがドイツ流かと感じました。
・何より日次のスケジュールの引き方には驚かされました。練習時間が最も長かった日のスケジュールを書いてみましょう。
9時から練習、12時半からランチ休憩(2時間)、14時半から練習、途中でコーヒー(とお菓子)をいただくための休憩(20分)、18時半から夕食のための
休憩を90分はさんで、夜の練習は21時半頃迄ありました。
この季節のドイツだからこそ、ということでもありましょうが、21時半まで練習をしたあとでも外が十分に明るくて、休憩も十分に配されているからか、精神的にくたびれづらいのですね。
同じようなスケジュールを日本で引いたら、練習の時間が削られてもったいないとか、間がもたないとか言われてしまいそうですが、これくらいのインターバルをもって余裕を演出するのも悪くないかな、と感じました。
音楽的には、「シェヘラザート」が課題曲だから、ということでもあるのでしょうが、とても情熱的な指揮と、アンサンブルの美しさを重視するコンサートマスターの指導方針との掛け算で、充実した仕上がりになったと思います。
・オーケストラに対しての指揮者、パート練習時の首席奏者(プロ)は、とにかく大きな声で言葉をたくさん使ってその時間中は常にメンバーをリードし続ける姿勢が強烈に感じられました。(日本での私の経験では、たくさん喋らないで指導する方も多いように思います。)しかし、奏者のほうは意外にのんびりした感じで、すごく盛り上がるようでもなく、基本的にマイペースは崩しません。(今回の指揮者Kubitzさんのような指導だと、日本のオケであれば“炎のオケ”のようになるのではないかと思いました。)
・音程やタイミングのことは、私には物足りないくらいに指導がなかったと思います。アマチュアにはそこまで求めないということでしょうか。しかし、それだけに終始和やかな空気で練習できたともいえます。
・練習については日本よりも音程などの注意はあまりなかったのは少々物足りない感じもしました。(指揮者、トレーナーによるかもしれませんし、時間の関係もあるかと思いますが)

【Q6. その他 ご感想など】
・私にとって初めてのヨーロッパ旅行がこの企画であったことを幸運に思います。また、音楽の専門学校に通って勉強をしたことがない私にも、アマチュアとして日本での演奏活動や交流を積み上げた成果のひとつに、このようにして海外で現地の方々と共演できるチャンスがあることを、広く知ってほしい、多くの方に出かけてほしいと思いますね。そのためにできる協力は惜しまない所存です。
・海外で自分の楽器でオーケストラ演奏できる、という体験は一生の宝物となりました。
着いた時の感激もさることながら、本番中に日本からはるか遠い地で演奏できることや日本からの道のりなどが頭の中をぐるぐると回り、何度も泣きそうになっていました。
・昼食時間が2時間半あったり、練習の休憩時間中にコーヒーとケーキが出たりして、毎日9:00〜21:30まで練習があったにしては疲れを感じませんでした。
一夕、焚き火を囲んでおしゃべりしたりビールを飲んだりした際、林の向うからホルンのアンサンブルで魔弾の射手の「狩人の合唱」が聞こえてきた時には、これぞドイツ!と感動しました。かと

練習風景(写真提供:柿木杏奈さん)

ランチ風景(写真提供:松口直樹さん)



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